第20回南地区敬老会~エイジズムを考える | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

第20回南地区敬老会~エイジズムを考える

 

 

こんにちは 今日は南地区敬老会実行委員会の主催の敬老会にご案内をいただきましたので出席をしました。お招きをいただき、ありがとうございました。

 

今年も、来賓のご挨拶から100年、100歳という言葉が繰り返し紹介されました。

 

ちなみに市内100歳以上は96人の方がお元気でお過ごしとの報告がありました。おめでとうございます。

                 

令和3年(2021年)4月1日に、秦野市は「エイジフレンドリーシティ行動計画」を策定しました。計画期間は令和8年(2026年)3月31日までです。

 

エイジフレンドリーシティとは、WHO(世界保健機関)が、世界的な高齢化と都市化に対応するために立ち上げた、「高齢者にやさしいまちづくり」に取り組む自治体等で構成する国際的なネットワークです。

 

この「計画」を読み返しても、中々、意味が伝わってきません。恐縮ですが、ホントのところ個々人が一体、何をしてよいものかも分かりません。

 

一方、日本ではまだあまり馴染みがありませんが、国連ではエイジフレンドリーシップと並行して、エイジズム(年齢差別)の問題を、レイシズム(人種差別)、セクシズム(性差別)と並ぶ三大差別の一つに位置付けています。

 

WHOなどは、例えば、職場におけるエイジズムについて、加齢による「能力・意欲の低下」「身体の衰え」など負の側面にばかり目を向け先入観をもって、適切な人材配置等が行われいない状況を捉えて、組織内のイノベーションやパフォーマンスに重大な影響を及ぼしているとして警鐘を鳴らしています。

 

☆NHK国際報道2024

~年齢による偏見“エイジズム”とは?

https://www.nhk.jp/p/kokusaihoudou/ts/8M689W8RVX/blog/bl/pNjPgEOXyv/bp/pjXG0XMxWL/

 

 

☆エイジズム(年齢差別)に終止符を!

欧米ではエイジズム(年齢差別)の研究は古くからあるようです。昨年もアシュトン・アップルホワイトさんの講演をアップしましたが、中々、面白い内容でしたので再アップします。

 

いつの間にか心の中に忍び寄るエイジズム、怖いです。無節操、無定見な世代交代論もある意味、そうかもしれません。

 

☆アップルホワイトさんの反エイジズム論

「女性は、このエイジズムと性差別の 二重苦を被り、男性とは違う偏見に満ちた加齢経験をします。 ダブル・スタンダードです」

 

「老いることを必要以上に辛くするのは時間の経過ではなく 年齢差別(エイジズム)

です。 ラベルの文字が見づらかったり 手すりがなかったり 瓶を開けられなかったりする時、私たちは自分を責めてしまいます 」 

 

ユーモアあふれる、しかも心に沁み込む講演です。ぜひご聴講ください。

 

☆アシュトン・アップルホワイトさんの講演

https://www.ted.com/talks/ashton_applewhite_let_s_end_ageism/transcript?language=ja