宮崎駿氏の言い分~日本記者クラブでのコメント
こんな記者会見があたんですね。おはようございます。
イギリスのタイムズ紙から「何故、日本は左側の人たち、リベラル派が大きな力を結成できないのか?」の質問に、宮崎駿氏が、とても興味深い話をされています。
僭越(せんえつ)ながら、勝手に私なりにもう一つ、付け加えました。
政治と直結している日本型労働組合に見られるような、反共主義に彩られた組織が影響してきたのではないかと推察します。
一方、逆の表れとして、政治で社会を変えるためには、仲間を増やしていきながら、理想の政策を実現する必要があるにもかかわらず、多様性を勘違いして、細かな違いで仲間を選別し排除して、先鋭化していく人たちの存在です。
勿論、このことに気づいていればいいのですが、ご本人たちは気づいていないと思います。
この社会には多種多様な人がいますが、自分たちと違う思想や考え方の人と折り合いをつけられない人たちです。
かつてヨーロッパが経験したような反ナチス、特にスペインやフランスなどは、反共ではなく反ナチスでまとまって、平和と民主主義を旗印にした政治勢力の結集がありました。
日本の場合は逆ですよね。
代表的な労働組合を筆頭に旧統一教会のように「まずは反共でまとまって行こうぜェ」みたいな考え方が浸透しているようです。
勿論、日本はヨーロッパのような経験をしていません。
もしかして、日本人の血、封建時代の村共同体から連綿と受け継がれてきた、日本人特有の精神構造が影響しているのかもしれません。
異なった動きや考えを持つと排除するように、多くの共同体には村八分や同調圧力をかけやすい支配の仕組みが出来上がっているのではないかと思います。
なんとなく、尻切れトンボになってしまいましたが、今朝は宮崎駿氏のコメントに目が留まりました。
☆日本記者クラブ 宮崎駿氏のコメント