予算決算常任委員会がスタート~総務分科会
こんばんは 報告です。 冷たい空、窓際のど真ん中には大山が見えます。
今日から来年度予算案を審査する予算決算常任委員会が始まりました。
総務分科会が所管する議会局・消防本部・くらし安心部・政策部・総務部・監査事務局、会計課・文化スポーツ部・選挙管理委員会の来年度予算案について
分科員として出席しました。
☆8項目について質問、意見、提言
(1)能登半島地震を教訓に土砂災害や道路の寸断に対応できるような消防団車両の配備を要望 (2)本市には70以上の行政計画がある。最適化や一本化ができる行政計画の推進を提言 (3)行政広報のPDCA、広報効果測定、広報診断の実施を提言 (4)秦野市市民活動補償要綱と実際の市民活動推進事業の矛盾点の課題解決の提言 (5)建設してから50年間、更新も更生もない庁舎内の上下水道管等の維持管理(6)クアーズテック秦野カルチャーホールの特定天井等の改修工事 (7)真に秦野らしい「彫刻のあるまちづくり」の提言 (8)市民や議会の質疑も情報交換もない、問答無用の「はだのスポーツビレッジ整備事業」
市民が待望していない?!~はだのスポーツビレッジ
構想の全体像や政策決定に至るプロセスに見えるのは民間事業者と市役所との協定のみ・・・。
賃金は上がらない、物価高騰の中、多くの市民が望んでいることは、子育てや医療、介護への支援、若者の雇用問題、商店街の活性化、地域経済への施策の充実では・・・。
「市内外から人を呼び込みたい。地域活性化につなげる拠点として整備したい」という市の熱い思いだけが、空しく聞こえるのは私だけでしょうか。
構想内容に対する苦言ではありません。それはそれで別に議論しなければならないことです。それ以前の問題です。
政策決定に至るプロセス、手続きに「異議あり」です。
適正手続きの原則という言葉があります。
行政法でいう「適正手続き」とは「行政活動はその内容が正しいだけでなく、手続きも適正でなければならない」という原則です。
勿論、今回のような事業の進め方は、違法行為ではありません。
しかし説明責任、合意形成に至る過程において、理にかなった手順や手続きの合理の片鱗もありません。
今日の答弁では「市議会には令和5年5月の会派懇談会、7月の議員連絡会(*)での報告、7月から9月にかけて実施されたパブリックコメントを実施した」とのことです。
*議員連絡会は市民は傍聴できません。
上記のパブリックコメント、いずれの会議も質疑、審議できる場ではありません。今後は、ここが問われるのではないでしょうか。
しかも会派懇談会(市長・市幹部と会派間の懇談会)に至っては、議会に対して議員一人ひとりが外に向かってSNSなどで公表できない暗黙のルールがあります。
勿論、市民の皆さんと、会派懇談会の内容について議論や討論などができないなど、極めて風通しの悪い状況にあります。
本日の採決は、分科員6名のうち 反対1(古木) 退席2 賛成3
☆明日は予算決算常任委員会文教福祉分科会で、午後から傍聴に入ります。
