防災備忘録~24年前の教訓~鳥取県西部地震 | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

防災備忘録~24年前の教訓~鳥取県西部地震

                       2000/11/28付

 

おはようございます。24年前の教訓~鳥取県西部地震が甦ってきました。

 

地震発生直後、鳥取県知事の片山善博氏は「郊外・過疎地域及び高齢化地域では被災者の世帯流出を防ぐため、都市基盤の整備よりも住宅再建こそが最優先されるべき」と提言しました。

 

この発言は、従来の大型インフラ優先の復旧・復興計画に物議を醸しました。

 

しかし片山氏は、最終的には国を説得して、自然災害後の個人住宅に対する公的支援として『住宅復興補助金制度』を導入しました。

 

功を奏し、地滑り的な人口流出だけは何とか食い止めることができたという話です。

 

勿論、地震の大きさや中山間地の人口密集度など、能登半島地震との単純な比較はできません。

 

また今、頑張っている方々にさらに頑張ってとは失礼ではあります。何としても、国の支援で、この寒い「冬」を脱していただきたいものです。

 

昨日の国会、予算委員会でも野党から被災者生活再建支援法を改正して、支援を拡充すべきとの議論が起きています。

 

今後の展開に注目していきたいと思います。

 

明日は我が身、「郊外・過疎地域及び高齢化地域では被災者の世帯流出を防ぐため、都市基盤の整備よりも住宅再建こそが最優先されるべき」

 

こういった考え方を検証していきたいと思います。

 

☆神戸新聞 震災インタビュー

2000/11/28付

 

 

 

 

☆鳥取県西部地震における住宅復興支援策の評価に関する研究

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jisss/4/0/4_241/_pdf/-char/en