講座~室川とその周辺の自然を学ぶ | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

講座~室川とその周辺の自然を学ぶ

    ご挨拶する室川部会長・高橋徹夫氏​​

 

南地区きれいな住みよい町づくり運動推進委員会主催、南公民館の共催による講座を聴講させていただきました。

 

秦野市くずはの家所長・高橋孝洋氏、上町にお住いの小泉勉氏による金目川水系の2級河川・室川での幼少時の川遊び、魚獲りが中心の体験談。私とほぼ同時代というか重なり懐かし思い出が甦ってきました。

 

夕方、ウナギを獲るための“もじり”を仕掛けて、明朝、川に行ってみると仕掛けが跡形もなく消えていたことなど。結構、同じことを皆さん経験しているんですね。

 

現在の河川には魚道が少ないこと、子どもたちが水辺に近づけない構造になっていること、これからの課題として「ミズガキの育成」(*)について高橋孝洋氏から「投げかけ」がありました。

 

「ミズガキ」?!聞いたことがない言葉です。「ミズ」=水辺、「ガキ」=子ども 

 

つまり「水辺で遊ぶ子ども」だそうです。なるほど!

 

「子どもは、きれいな川さえあれば水遊びをし、川から多くのことを学びます。大人はこういった河川環境をつくっていくべき」~こういうことです。よく分かりました。

 

確かに室川の構造、作りが災害対応一辺倒のコンクリートの高い壁になっています。地域の方々は河川にゴミが落ちていても清掃もままならず、さらには国土交通省が推進している水に親しめるような「多自然川づくり」になっていません。

 

このことは魚道を含めて今後の課題と言っても過言ではないと思います。

 

*追記11月5日 秦野市くずはの家所長・高橋孝洋氏から情報提供~月刊誌『望星2003年6月号』~P44 荒川流域ネットワーク代表・恵 小百合氏が「ミズガキ」の命名者は淡水魚類研究家・君塚芳輝先生」であることが明記されている。