文教福祉常任委員会 補正予算審議~陳情審査、委員会質問
こんばんは 遅くなりましたが、今日の文教福祉常任委員会の一部をご報告します。
議案第60号補正予算の審議のほか、陳情の審査が行われました。
☆陳情4件 審査結果は(1)~(3)趣旨了承(4)採択
(1) 安全・安心の医療・介護実現のため、人員増と処遇改善を求める陳情(2)介護保険制度の改善を求める陳情(3)医療・介護・保育・福祉などの職場で働く全ての労働者の大幅賃上げを求める陳情(4)私立認可保育所及び認定こども園の保育士・保育教諭配置数の改善を求める陳情
☆文教福祉常任委員会 委員会質問(30分)
(1) 電子図書館について
令和2年第3回定例会、令和3年第4回定例会の一般質問で、電子図書館の導入を提案し、念願がかない、今年10月1日からスタートしました。
改めて現在の紙媒体の図書や資料の予算を削減することのないように取り組んでいただきたいと提言しました。
スタートしたばかりですが、電子書籍の供給事業者はまだまだ不安定な状況のようです。図書館の職員の皆さん、少数精鋭で試行錯誤を繰り返してしながら前向きに取り組んでいらっしゃいます。
一般論ですが図書館の利用者は市民全体の2割くらいと言われています。
電子図書館は残りの8割の人に、いかに図書館を利用してもらえるような、ハードルが低い期待の持てる公共サービスだと思います。
まだまだ課題はあるようですが、これを機会に電子書籍をはじめ図書館事業全体の認知度を高める意味でも頑張っていただきたいと思います。
(2) 中学校給食のPDCA~アンケート調査
本市の中学校9校の生徒数は約4,500人です。
アンケートに協力していただいたのは第1回が5月27日、332人で約7%、第2回が7月4日、266人で約6%です。不特定多数の調査ではありません。統計の基本をかなり逸脱しているような数字です。
ちなみに南が丘中学校の生徒数は約340人です。1回目は40人、2回目は35人を、それぞれぞれ抽出したとのことですが、どうやって抽出したのかは不思議でなりませんが、そのご労苦は大変だったと推察します。
「満足」と答えたのは第1回約70%、第2回約60%でした。選挙の投票率でしたら高い方でしょうが・・・。
逆に30%、40%が「満足していない」という結果でした。かなり手厳しい数字として受けとめていただきたいと思います。
「満足していない」を単純に人数で換算すると、第1回は1,350人、しかも子どもたちの人気があると言われるカレーでした。第2回は1,800人、それぞれ「ノー」という意思表示がありました。
提案ですが、今後はタブレット端末を活用して、抽出調査ではなく全数調査に近づけていただくよう、さらに食育や地産地消に繋がるよう、ご家庭にも届くうようなアンケートを実施していただくよう申し上げました。
今後、アンケートの実施の検討はあるようですが、アンケートの中身は勿論のこと、回数など、具体の計画などは考えていないようです。
こういった検討内容は学校関係者の意見をお聴きしてからというご答弁でしたが、教育委員会は責任を持って、工夫を凝らした調査をしていただきたいものです。
どのような統計調査でも継続しなければ意味がありません。すぐにでも検討に入っていただきたいと思います。引き続き、この問題は注視していきたいと思います。

