秦野市長からの「依頼」~一般質問等に関すること①
『八百長と学芸会』を乗り越えて
11月1日に秦野市長から議長宛に依頼文が届きました。
まずは青枠の部分をご覧ください。
「対応した者が身体的・精神的に過重な負担を感じている事例が散見されます」とありますが、何が起きたのか。その詳細の説明は聞いていません。
いずれにしても、只事ならない状況が伝わってきました。
依頼の冒頭には「一般質問等に係る発言要旨の確認や事務の調整等に当たり」とあります。
市民の皆さんには分かりにくいので少し説明をします。
議会での一般質問や質疑などでは、事前の執行部による聞き取り、つまり「発言要旨の確認や事務の調整等」によって、大抵の議会の一般質問はシナリオが出来上がっていきます。
これは国会の予算委員会等も同様に一定の通告が基本になっています。
このことをとらえて元鳥取県知事だった片山善博氏が内閣府地方分権推進委員会のヒアリングの席上で語った言葉が甦ります。
2007年9月の同委員会において、片山氏は地方議会の現況を痛烈に批判しています。
「ほとんどの自治体の議会では”八百長と学芸会”をやっています。つまり結論を決めてから試合をすることです」
「”学芸会”というのは、シナリオを決めてそれを読み合うということで、一字一句すり合わせをしたものを読む自治体もあります」
ザっと、このような内容でした。
地方自治を知り尽くしている片山氏のお考えは分からなくはありませんが、私はやや意見が異なります。
長文になってしまいますので、一旦、ここでひと区切りさせていただきます。明日に続きます。
