必見! 幼児教育・保育の質のために
おはようございます。先日、NHK首都圏ナビでは「保育現場のリアル」において、幼児教育・保育の自治体格差を取り上げていました。
番組の中で紹介されていた、「保育園を考える親の会」が調査・監修の『100都市保育力充実度チェック 2022年度版』をザっと読みましたが、大変、参考になりました。
従来「保育の質」というと、抽象的で数値化できないというご意見もあります。この本では「質」ではなく「保育力」という表現をしています。例えば「保育士の配置」が取り上げられています。自治体によって、その手厚さの数値が比較できます。
☆本市の場合の保育
幼児教育・保育の質の向上では具体の数値目標や形式知が示されないで、園小中一貫教育の推進、そのための「乳幼児教育保育支援センター機能の創設」とか、または民営化すれば「質」のアップに繋がるというような考え方があります。
一歩引いて考えても、これって、どうなんでしょう。
乳幼児教育保育支援センター機能や民営化は戦術であるにも関わらず、看板メニュ-になってしまい目的化されているような気がします。
仮にも、園小中連携や乳幼児教育保育支援センター機能の創設でも民営化でも何でも結構です。
しかし、本来は具体の戦略としては、先のブログ「幼児教育・保育の質と自治格差」でも紹介しましたが、現場への底入れではないでしょうか。
調査と分析に基づいた、現場の底入れなくしては、保育力の充実や質の向上はあり得ないと思います。
