はだの生涯学習講座~報徳仕法を学ぶ
市内本町公民館で開かれた第6回はだの生涯学習講座「小田原柑橘倶楽部~報徳仕法を用いた企業経営」を聴講しました。
二宮尊徳というと、小学校にある薪を背負った姿、子どもたちに向けられた道徳教育のイメージが強くあり、敬遠される方もいらっしゃるかと思います。
あるいは戦前の思想の延長として、現在も尊徳に何かを託している方もいらっしゃるかと思います。
本日の二宮金次郎さんは少し違いました。今の時代だからこそ、報徳思想を実践的に地域経済学や地域の企業経営に活かしていこうという内容でした。
講師の草山明久氏は小田原柑橘倶楽部の発起人で報徳二宮神社宮司さんですが、小田原市を中心に循環型の地域経済を実践している方です。
草山氏からは反グローバリズム、反市場原理主義という言葉は出てきませんでしたが、明らかに「一圓融合」や「地産地消応援宣言」には反グローバリズムや反市場原理主義の考え方が溢れ出ていました。
また小田原柑橘倶楽部の運営では「共創」という表現をされていました。運営には一人ひとりが役割を持ちながら、民主主義の視点が随所に伺えました。
質疑応答を含めて1時間半、十分に伝えられなかったのではないかと思いますが、大変、有意義なお話を聞くことができました。ありがとうございました。
☆小田原柑橘倶楽部のご案内
https://www.odawara-kankitsu.com/
☆参考資料
童門冬二 著 『小説 二宮金次郎』
https://ameblo.jp/fullpowerkfofp/entry-12292172866.html



