雨時々読書~古賀 誠氏の本
忙中有閑
おはようございます。朝晩はだいぶ凌ぎやすくなりました。少しずつ秋の気配を感じる秦野盆地です。
読書の秋です。一気に読み上げました。一服の清涼剤を含んだような気持ちになりました。
政治の世界に対して向けられる視線は、いつも「黒とか白とか」あるいは「右とか左とか」という、二択ないし180度の思考があり、少し辟易していたところでした。
古賀氏の懐の深さを感じました。
先般話題になった、労働組合ナショナルセンターの代表が政党の人事にまで口出しすることの異常さ、旧統一教会顔負けの分断主義、合理的な根拠がないまま、特定の政党を排除する了見の狭さに世界観の雲泥の差を感じました。
「あとがき」には2019年夏の参議院選挙に触れ、「山本太郎氏率いる『れいわ新撰組』(原文ママ)が比例で200万票を超える支持を得たのが何を意味するのかは、真剣な検討が必要でしょう」とコメントしていらっしゃるのがとても印象的でした。