市議会代表者会議~市長の職選挙法違反疑惑に関する「要請文」
☆腑に落ちない
こんばんは 夜もふけてきましたが、日付をまたがないように7月の締めくくりとしてアップしました。
7月29日に、議長から市長に下記の添付の要請文が手渡されました。
この件につきましては7月20日にもブログで申し上げましたが、要請文の公開が許可されましたので改めてアップします。
代表者会議でも申し上げましたが、残念ながら市長への要請は真相解明を求めるのではなく「誤解や疑念」を残したままの「お願い」になってしまいました。
というより市長側から見たら場合、「ハイ! 了解しました。今後は気をつけます」といったような印象が拭いきれません。
何となく「一件落着感」が充満しているような内容でした。
☆「誤解や疑念」を残したままの要請文?!
(1)秦野警察署からの要請もなく、しかも市民等からの告発等がないのにも関わらず、2月6日、しかも日曜日に何故、関係者が秦野警察署に行かれたのか?
警察署はさぞかし困惑したかどうか分かりません。ただこのことについては、いまだに謎のままという「疑念」だけが残りました。
(2)要請には「議会としては法律に抵触するか否かについては、しかるべき関係機関に判断を委ねるべきであると考えておりますが」とあります。
この「考えておりますが」に、小骨が喉に引っ掛かるような違和感を覚えました。
本来、秦野市議会は「判断を委ねるべきである」と思います。いかがでしょうか。
本市議会としては、「誤解や疑念」に関する判断については、最終的にはどの関係機関にも委ねることをしていません。
この場合、議会は地方自治法第100条に基づき、「誤解や疑念」について、調査する権限を有していますから、自主的に真相解明に努めるべきだったと思います。
つまり議会は、いわゆる「百条委員会」を設けて、その調査結果を踏まえ「しかるべき関係機関に判断を委ねる」ことが妥当であったと思います。
先般の議会代表者会議では、要請文(案)に対して「誤解」や「疑念」の真相解明を求めました。しかしながら、このことについて他の会派には受け入れていただけませんでした。残念です。
☆参考
(1)政治資金規正法違反
東京都の猪瀬直樹知事が2013年12月19日午前、緊急記者会見を開くことになった。猪瀬氏は、すでに医療法人「徳洲会」グループから5000万円を受け取った問題の責任を取る形で辞意を固めており、会見で表明する。
都議会の総務委員会では約20時間にわたって集中審議が行われたが、答弁が二転三転したとして議会側は「百条委員会」の設置を決定。
(2)公職選挙法違反
平成19年8月10日に、奈良県五條市 第3 発議第8号 地方自治法第100条の規定による事務の調査を行うための特別委員会を設置する決議
本会議に、委員8人からなる市長の答弁虚偽疑惑及び公職選挙法違反疑惑に関する調査特別委員会(百条委員会)が設置されている。
