議提議案第3号 戸川土地区画整理事業を強力に推進することを求める決議
反対にて候
おはようございます。昨日、議会局から秦野市議会18名の総意として、戸川土地区画整理事業を推進する立場で「議提議案」が発送されてきました。
私が所属する会派「無所属クラブ」は古木勝久と木村眞澄議員が反対で、吉村慶一議員が、添付のとおり賛成者に名を連ねています。
国会などの政党政治では「郵政民営化」の採決の時は厳しい「しばり」が破られた例外はあったようですが、基本的には「党議拘束」があるようです。
昨今、地方議会の議案などの対応では「会派拘束なし」という会派内民主主義の観点で対応しているケースが多いようです。
無所属クラブも同様に、議案については「会派拘束なし」のスタイルを取っています。ただし、会派内で意見が割れた場合は、質疑や賛否での意思表示はできても、会派を代表するような「討論」については、一人ひとりが勝手に反対や賛成の表明はできません。
☆議提議案に反対する理由
このタイミングでどうなんでしょう。
行政の支援はあるものの地域主導の民間事業に対して、法の網がかかっていない今この時期に、地域主権に分け入ってまで、政治が「介入」することが適切なのかどうかです。
極めて疑問です。私有財産権への越権ではないかと心配です。
憲法と地方自治法に基づいた地域主権が言われて久しいです。
地域主権の基本的な考え方は、地方自治体の独自の判断と、地域住民が自らの判断と責任において地域の諸課題に取り組むという”両輪”から成り立っています
決議の文末にある「市民へのより一層の丁寧な説明を行い、戸川土地区画整理事業を強力に推進することを強く求めるものである」とあります。
百歩譲っても「戸川土地区画整理事業を推進するために、市民へのより一層の丁寧な説明を強く求めるものである」ではないでしょうか。
勿論、表現を変えたところで、「そもそも今、議会の出る幕? じゃ ないでしょう」と強く申し上げたいところです。
この議提議案は21日午前9時の議会運営委員会で処理され、本会議場で質疑され採決される予定です。

