秦野市公共施設再配置計画~「転ばぬ先の杖」の財政計画がない
「無い袖は振れぬ」と言うけれど
おはようございます。
東京都小金井市議会議員の白井亨氏の公共施設マネジメントに関するブログ、「庁舎等建設及び公共施設マネジメント推進調査特別委員会」のことが気になりましたので、リブログさせていただきました。
小金井市でも公共施設マネジメント基金の問題が浮上しているんですね。
奇遇にも16日の一般質問で、公共施設関連の基金について取り上げました。
☆16日の一般質問では
秦野市は特定目的基金として、公共施設整備基金に、ザックリと2億円を貯めています。
ご答弁では、特に目的がないそうですが、使途をハッキリさせないといけません。
しかも、市が策定した「公共施設再配置計画」の再配置を進めるための5つの視点では「無い袖は振れぬ」ということで、市民に民間活力の活用や受益者負担の適正化を求めています。
さらに、5つの視点は誰に向けて発信されているのか?「転ばぬ先の杖」とか「備えあればうれいなし」と言っています。
本来、公共施設再配置計画や公共施設保全計画とは、三位一体であってしかるべきなのに、2つの計画に付随した財政計画が見えません。
☆できない理由からの脱却
他市の基金が多い理由に、「人口一人当たりの市税収入額が多い」とか「財政力が強く、地方交付税の不交付団体」などを上げています。
ホントにそうなんでしょうか。
そういう部分があることは分かります。しかし問題は仕法と算段、最後にモノを言うのが、本気、元気、やる気(?)ではないかと思います。
古い行政史を紐解くと、笑われるかもしれませんが・・・。
財政がひっ迫した藩は日本中、いたる所にありました。「藩政」や「村」の改革は、探せば際限なく出てきます。
秦野市の公共施設の論理だと、貧乏な所は、いつまでもたっても貧乏のまま、脱却できないことになります。
また、新たな任意のハコモノへの「浪費癖」にはフォーカスせず、市民生活と密着している公民館などの法律で定められている公共物には、つつましやかなことばかりを求めています。
あまりにも卑屈な考え方ではないでしょうか。
ピンク色の帯が秦野市よりも人口が少なく、標準財政規模、分かりやすく申し上げれば、「年収」が小さい自治体です。


