第12日 予算決算常任委員会 文教福祉分科会 | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

第12日 予算決算常任委員会 文教福祉分科会

春は近い 


福祉と教育に関する新年度予算案、一般会計、特別会計(国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療について審査が行われました。

 

兼務員として出席し、2項目について質問をさせていただきました。


☆生活保護費
先週、「保護のしおり」「生活に困ったら」という説明書を資料請求して担当課から頂きました。

 

秦野市では県内他市と異なり、これらの資料がオープンになっていません。市役所や公民館の窓口に掲出されず、またホームページにもありません。

 

中身を読んでみました。ほとんどが、受給者に向けた「義務」ばかりが定められていました。9割くらいが、守ってほしいことが記載されています。

 

しかも、生活保護を受けようとする人を一律に見立てている感じがしました。

 

大変、失礼ですが、まるで半世紀前の「職安」みたいな内容です。「職安」って言っても、ご存じない方もいらっしゃるかと思いますが・・・。

 

ホント、驚きました! 半世紀前の「職安」、今のハローワークです。

 

職探しと失業手当をいただきに行くと、そこでは散々、嫌みを言われたと母から何度も聞かされました。

 

「これは税金だぞ! 何でもいいから、仕事を見つけて来い!」等々・・・。繰り返し、繰り返し罵倒されたらしいです。

 

今の時代、そんなことはないでしょうが、大変、屈辱的な言葉を浴びせられたということを聞いたことがあります。

 

勿論、秦野市の生活保護の窓口がそういうことではありませんよ。

 

くれぐれも誤解なきようにお願いします。「保護のしおり」の考え方が古びているということですから、悪しからず・・・。

 

 

話が横道にそれてしまいました。

 

ホームページへの掲載は検討していだけるようです。良かった!


☆園児保育費
待機児童問題の解消は、保育の質の向上にとって切っても切れない課題です。

 

しかし障害児や医療的ケアを必要とする児童の問題は、あまり問題になっていないようです。

 

背景には、残念ながら、障害児童は「待機児童にもなれない」現実があるようです。

 

一方、多くの自治体では、まだまだ状況が調べられていないようです。

 

そもそも、障害のある児童、医療的なケアを必要とする母親の常勤率は5%という実態があるようです。

 

このコロナ禍でも、保育の質を高めるためにも、誰一人、取り残さないSDGsの視点で取り組んでいただきたいと、提言をさせていただきました。
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明日は予算決算常任委員会環境都市分科会の予算審査に出席します。