SDGsシリーズ~忘れられている障害児・医療的ケア児の待機児童問題 | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

SDGsシリーズ~忘れられている障害児・医療的ケア児の待機児童問題

待機か諦めか

 


 

大阪はコロナ禍における医療逼迫だけではなく、既に保育もかァ。

 

勿論、大阪だけではないと思いますが、大変なことになっているようです。大阪は・・。

 

☆毎日新聞

https://mainichi.jp/articles/20191224/k00/00m/040/033000c

 

3年前の記事ですが、身につまされる内容です。

 

先般、秦野市の保育担当者に、本市の障害児の保護者からの相談件数や待機児童について、その状況をお聞きしました。

 

相談件数?! 待機児童?! いずれも、あまり存在しないとのことでした。


少子化の現代で、医療的ケア児は増加しており、厚労省や保育の現場などからは、ここ10年間、相当の勢いで増えている現状があるといわれてきました。


一方、一般論ですが、多くの医療的ケア児や心身障害児などは認可保育園では医療的ケアがあるというだけで受け入れを拒否され、「待機児童にすらなれない」という現実があるという報告もあます。


障害児童や医療的ケア児の家庭の母親の常勤率は5%といわれています。

 

この原因は、子どもに疾患や障害があることで、親御さんが仕事を諦めなければならないためだ、といわれています。


この問題を取り上げるのは一通のメールが”きっかけ”でした。

 

頂戴したメールには、「待機児童数の問題はよく取り上げられますが、障害のある子どものことがあまり取り上げられていません。障害のあるなしに関係なく、今後、共に暮らしやすい市になっていくといいなと願っています!」という添え書きがありました。

 

明日から第1回定例会が開かれます。

 

予算決算常任委員会に向けて「2022年度予算資料」が配布されました。資料の19ページには「児童保育費」の項目があります。

 

児童保育費の説明書きには「公立認定こども園において必要な人員を確保して安定的な教育・保育を提供するとともに(中略)児童の教育・保育の質の向上を図る」と書かれています。

 

まさにSDGsの視点で「必要な人員を確保して安定的な教育・保育を提供すること」や「児童の教育・保育の質の向上」とあります。

 

大変、素晴らしい視点です。的を射た考え方であると確信しました。

 

今回の定例会では、秦野市の「方針」に対して、さらに応援、後押しさせていただこうかと考えています。

 

医療的ケア児や心身障害児などが置かれている「現実」に、どのように対処されていかれるのか。その具体についてお尋ねして参りたいと思います。

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