公民館巡回(3)~平塚市、厚木市の場合 | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

公民館巡回(3)~平塚市、厚木市の場合

いろいろな公民館
おはようございます。 今日もまた公民館のお話です。


「秦野市生涯学習推進計画」を片手に「聞き取り」を試みました。

 

平塚市、厚木市の教育委員会の、それぞれの担当者の方々には、快くお引き受けいただき、まずもって、御礼を申し上げます。


2市については、コロナの感染拡大の予防のために、事前の電話取材を終えていましたが、今後は機会がありましたら、近隣との連携で、伊勢原市などの公民館にも足を伸ばしたいと思います。



◆平塚市の場合は26館
公民館の一角に市民窓口センターを設置され、市民課の職員が公民館職員を併任しています。各地区の公民館には1名の常勤の公民館主事が配置されています。

 

主事は市民窓口の証明等の発行業務にはノータッチ。電話等の応対のみです。また会計年度職員(非正規)が配置されています。

 

公民館25館を統括しているのは社会教育部中央公民館です。さらに社会教育主事が5名で、下記のブロックを分担しています。

 

他には業務委託として、時間外の電話受付業務に管理員が配置されています。


中央公民館&東西南北の公民館】                       
ブロック公民館(6館)                 
 崇善、須賀、松原、富士見、花水、なでしこ
ブロック公民館(7館)                 
大野、八幡、四之宮、中原、松が丘、大原、南原
ブロック公民館(6館)                 
神田、横内、大神、岡崎、豊田、城島
西ブロック公民館(6館)                 
金目、金田、土屋、吉沢、旭南、旭北


◆厚木市の場合は16館
最大の南毛利地区と荻野地区の構成は各7名です。 公民館長・センター長・課長職1名 係長1名 他に5名、このうち2名が会計年度任用職員。

 

最小の公民館では5名が配置されています。~館長課長、1係長、1名常勤、他には会計年度任用職員(非正規)~

 

市民窓口業務が市民協働推進課で、公民館業務が社会教育課でそれぞれ担当。他に地区館長・非常勤特別職1名で構成されています。 写真は荻野地区市民センター・荻野公民館。


                 *
一般的には公民館は教育委員会に属していましたが、極めて少数ですが、公民館が市長部局に所管替えをしている自治体もあります。

 

秦野市の公民館は平成29年度に市長部局の市民部に移っています。現在は全職員が非正規職員です。しかも仕事が多極化し、多忙化し、更に少数です。

 

教育委員会にあるのは、政令市を含めて12市です。

 

横浜市、川崎市、相模原市、平塚市、厚木市、伊勢原市、茅ケ崎市、鎌倉市、綾瀬市、三浦市、座間市、逗子市の12市です。他の7市は市長部局に属しています。

 

また、かなり前から気になっていましたが、お役所から「社会教育」という名称が消えています。県内で残っているのは、伊勢原市、平塚市、厚木市、茅ケ崎市の4市のみです。

 

今回は社会教育(生涯学習&文化振興)の学習プログラム内容について触れませんでしたが、「社会教育」を掲げている自治体と、そうでない本市のような自治体では、その内容について、明らかな違いというか、一定の傾向をつかむことができました。

 

次々回の12月議会の一般質問では、このことを深めて、準備を進めて参りたいと考えています。(了)