地域紙・タウンニュース秦野版2021年7月9日付に掲載
「べき べき べき」の意見広告
おはようございます。秦野盆地内、今朝はどんよりしています。
気がついたら、文章の末尾のほうが「べきべきべき」だらけの意見広告でした。こうも議会人とは「べき」ばかり多用するのかと、我ながら呆れてしまいました。
あるブロガーさんのコメントだったと思います。「べきべきべき」の文章に辟易しているご意見を述べられていました。共感していました。しかしながら、議会人の不思議な「癖」みたいなものが出てしまいました。どうか、お許しください。
さて本筋に入ります。「議会報告NO35」を地域に配布していますと、堀水路、暗渠に関するご質問を何度もいただきました。■場所はどこか。■暗渠とはどんな施設なのか。■暗渠上の土砂とは何か。■どの場所が越水したのか。様々な内容に及んでいます。改めて図面をアップして説明させていただきます。
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タウンニュースの記事は、今朝の新聞折込、地域紙「タウンニュース秦野版」2021年7月9日付への「意見広告」(投稿)です。(転載許可済み)
一般質問では3項目
1 不登校への支援について
~学校以外での学習環境と居場所の確保について
2 農業振興について
~国連の「家族農業の10年」小規模農業の強化について
3 堀水路の水害対策について
◆秦野市議会中継録画 1時間ギリギリですが、議会中継をご覧ください。
https://hadano-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=speaker_result&speaker_id=154
気がついたら「べき べき べき」は4か所もありました。 申し訳ありません。
東名高速秦野中井インターをおりて、通称「はだの桜みち」に入って、さらにR246を超えて、その”どんつき”が「新橋交差点」です。
A(新橋交差点)からB(堀大橋)が堀水路の暗渠 Cが堀排水路 ■令和元年10月に越水した箇所はA地点~B地点 平成6年度に堀水路が埋められた暗渠です。
地図●は部分搬出された公共廃棄物(左側が残土、右側が産業廃棄物ですが、秦野市が一般廃棄物と言っているゴミ類) 事業者によって分類され、4tトラック55台分の公共残土が今年3月26日までに市外に搬出されました。右側は明らかに産業廃棄物ですが、マニフェストもなく処分されたようです。
この公共残土等が堆積されていた所は約30㎡です。公共残土等は最低でも150t、最大で200tくらいあったのでしょうか。暗渠全体の面積約5,100㎡ですから、推計で暗渠全体には最低でも150tより10倍の公共残土等、1,500tが堆積されていると思います。
暗渠の設計図面は、秦野市の文書規程によって既に廃棄されています。残念ですが、計算式では残土等の総量が分かりません。
(注)これらの廃棄物は民間事業者によって持ち込まれたものではありません。市役所は、この暗渠(市有地)が仮置き場になって、既に10年以上がたっています。普通、こういうケースを仮の置き場とは言いません。
■神奈川県庁の見解と立場は
いずれにしても、現在、ここに持ち込まれた「廃棄物」がどういった分類なのか、秦野市役所から神奈川県庁に「見解」を尋ねているようです。秦野市から依頼された県庁も、たまったものではありません。私が県庁職員だったら、このように回答します。
「すべてが、ただちに産業廃棄物とは言い難いが、過去において、一部に産業廃棄物が持ち込まれた可能性がある。しかしながら、現在の秦野市の取り組みを見る限り、直ちに条例に反しているとは言い難いと考える。今後は、秦野市の判断に委ねたい」と、ざっと、こんな感じでしょうか。
県は巻き込まれたくない、「秦野市さんで、判断して」と突っぱね、その上で監督官庁としての権限が及ばないような「タテ割り論」を導き出したいのではないかと思います。
一般論ですが、役所が役所を「判定」することは滅多にないといわれています。官庁という所は仲間意識があり、できれば「事なかれ主義」でいきたい、こんな風潮が幅を利かせている{業界」でしょうか。
「秦野市さんよ 頼むから 良きに計らってくれませんか。こちらにふらないでください。私たちが見たいのは、秦野市からの”整った書類”です」とお答えになるかどうかは知る由もありませんが、様々な想像力が膨らみます。
上記は、「資料要求」で出していただいた「土砂搬入整理券」です。55枚あります。長年、堆積されていた「公共残土等」を民間事業者に「残土」と「廃棄物」に分別して、写真左側のように「土」に分けて、市外に搬出していただいた「証明書」です。



