再び 二宮尊徳翁のこと
おはようございます。童門冬二氏の著作をようやく読み直しました。
やはり金次郎さんって凄い人です。
☆芋こじ、入れ札のこと
金次郎さんが取り組んだ仕組みは時代を乗り越えています。地方自治や民主主義をどこで、勉強されたんでしょうか?
童門氏の『二宮金次郎』を読むと少し理解できます。多分、薪を背負ったり、夜なべしたりして獲得したのではなく、現場や実践の中で体得したのではないかと推察できます。
巻末に童門氏と福田昭夫氏(当時・栃木県知事)の印象的な言葉がありました。
☆金次郎さんの根本的な考え方
童門氏は子どもたちに向けた道徳(*)ではなく、下からの公務員改革であり、上級官庁に向けた改革であり、ここに金次郎の実践した最大の価値、徳があったと述べています。行政プランナーだった童門氏らしい着目点でありコメントです。
*金次郎さんの考え方が子どもたちだけに向けられた時代は、「ゆがめられた政治と行政」があったんでしょうか。
福田氏は「財政再建のエキスパート、村づくりのエキスパート、先進的な民主主義者であり、優秀な教育者であった。また江戸時代の生んだマルチタレントだった」と締めくくっています。
4年前、議員親睦会で訪れた尊徳記念館で芋こじと入れ札のことを知りました、その時のブログをアップします。
