映画製作への提言 | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

映画製作への提言

”まちおこし”のために


3月議会では、「議案第33号」平成27年度一般会計補正予算、

「じんじん秦野編」応援団支援事業費等に反対しました。


ある市職員の方から「何故、反対されたのか理解できませんでした」という、ご指摘を受けました。


ん~ん 確かに舌足らずでした。


たとえば、里山の活動では、市からの補助金交付を受けるためには、実績、事業計画、収支等のきめ細かな”ストーリー”の提出が求められます。


この企画書作りは結構、大変なものです。


税金が投入されるものとしては当たり前です。


しかしながら、今回の映画製作、製作会社との関係において、たとえ後方支援であったとしても、ストーリーが、いまだ市民や議会に示されていません。


確かに"構想”は「じんじん」というイメージがあります。


映画製作そのものが「まちおこし」ですよ、と言ってしまえば、ありがちのパターンです。製作そのものがゴールになってしまいます。


そこで製作後の話題性の演出(シティープロモーション)として

いくつか気がついたこと提言させていただきます。


(1)シナリオ解説 上映作品の前宣伝のためチラシ製作

(2)ラッシュ編集時に予告編、ダイジェスト版の制作をお願いし、公共施設で放映

(3)全国PTA、文化庁、文科省等の推薦・推奨を得る

(4)映画コンクール たとえばキネマ旬報や毎日映画コンクールなどに出品

(5)上映会のキャンペーン展開、映画雑誌へのプロモート


議案には反対しましたが、決まったからには、最低限の後方支援、シティープロモーションの入り口として、この程度のことなら、市自ら提言しても良いのではないかと考えました。


折角、高額の税金を投入しているわけですから、行政と製作側の風通しを良くして、少しでも発信されていくべきと考えます。