臭気対策について | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

臭気対策について

すがすがしい普通の空気を

今日は秦野市役所西庁舎で、南地区の臭気問題について第6回意見交換会が開かれました。

 

今泉峰の台自治会と南が丘地区8自治会連合会の役員、湘南地域県政総合センター農政部地域農政推進課職員、環境産業部職員、またオブザバーとして5人の市議会議員が参加しました。

 

この意見交換会は、平成24年度に開催された市政懇談会席上、南地区自治会連合会長の発意と斡旋で、平成25年度から開催されているものです。

 

南地区の臭気は、あまりにも広範囲で、強烈な悪臭です。

今回から初めて南が丘地区8自治会連合会が参加しました。

というより昨年12月に、この意見交換会への参加を市役所に要望されてきた経緯があります。

 

あまりにも遅い行政の対応でした。

 

私も3月代表質問、6月と9月の一般質問で再三にわたって、この意見交換会に南が丘地区8自治会連合会が参加できるように市に申し入れてきました。

 

意見交換会実施のための調整が上手くいかなかったということが理由ですが、全くその理由を自治会に説明してきませんでした。

 

んッ 苦言はこの程度にしておきます。

 

問題の今泉堆肥センターをはさんで、ほぼ北側と東南側の自治会が位置することで、課題解決のためのスタートラインに立てたのではないかと受けとめました。

 

意見交換会では、予想どおり様々なご意見や苦言がでました。

 

抜粋ではありますが

 

特に南が丘地区8自治会からのご意見

問題解決のための抜本的な対策、いつまでに何をやるのかを明確に示してほしい。環境保全の立場で、臭気の検証・分析をしていないのでは。キチンと公表していただきたい。臭気は人体に無害なのか有害なのか?

 

今泉堆肥センターからは

愛川町にある産廃処理および堆肥製造事業者から秦野市今泉1685番地に搬入される「発酵堆肥」の臭気が一番、問題かと思うので、新しい消臭剤散布を実施していきたい。

また愛川町から持ち込まれる「発酵堆肥」の臭気を軽減させていく。有害か無害かは調査していく。夜、夜中の臭気の原因はわからない。

 

有意義な意見交換会だったと思います。

 

私も当事者であります。

 

笑い事ではなく、ほぼ毎日、悪臭に悩まされています。

 

平成21年に、今泉峰の台自治会の方々が、市長にお会いになりました。その時、代表の方は市長に対してこう言われたそうです。

「私たちはただ、すがすがしい普通の空気を吸いたいだけです。

どうか、よろしくお願いします」

 

この問題、もう6年以上も停滞しています。問題をややこしくすること、論点を曖昧にすることに躍起になるのではなく、とにかく市外からの搬入を中止すべきです。他所で行われている堆肥化事業を参考にしていただきたいものです。

 

市外から「発酵堆肥」と云われる、強烈な臭気を発する残渣(ざんさ)が搬入されたのが平成21年頃からです。

 

それ以前に戻していただきたい。決して、後から入居してきて「権利」を主張しているわけではないと思います。

 

同時に酪農業を守るためにも、行政は建設的な解決をめざしていくべきです。

 

臭気問題解決のために、市民の皆さんと共に、これからも、この問題、しっかり注視していきたいと考えています。

 

これは社会問題です。”臭いものには蓋”をしてはなりません。

 

目をそむけてはならないと思います。

 

それからこの施設には、平成16年度からこれまで、多額の税金が投入されています。

 

国庫補助金約44,750,000円也、県補助金3,951,000円也、市補助金約10,000,000円也です。