”選挙対策”から見えること | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

”選挙対策”から見えること

統一地方選挙から見えたもの

 

おはようございます。

 

只今、政治活動用のリーフレット制作に悩んでいます。

ああしよう、こうしよう。ん~ん 切り口が難しい。

 

先週から今週にかけて、今春の統一地方選挙のパンフレットやリーフレット十数種類の熟読、分析をしています。

 

多用されている言葉やスローガンでは、相変わらず「安心、安全」「安心できる子育て」「地域力」「活性化・活力」等々、こんな表現が多いです。これは紙媒体だけでなくホームページでも同様のことが伺えました。

 

それから、もう一つ気になったことがあります。

 

失礼な表現かもしれませんが、二十年以上も選挙企画営業に携わってきた経験から申し上げると、自治体議会議員の選挙でありながら、自治体の首長的なスローガンや公約・構想が多いことには驚かされました。

 

表現も抽象的になっているスローガンやフレーズが多いというのも特徴です。

<勿論、十数種のPR媒体で特徴を決めつけることはできません。そのことはお許しください。>

 

首長とは異なり、議会には首長の予算発案権の趣旨に沿った修正案を提出することはできても、予算編成権や執行権はありません。

 

また抽象的だということは、単刀直入に申し上げれば、スローガンがあって、戦略戦術なしということでしょうか。

 

元鳥取県知事で慶應義塾大学の片山善博氏が、全国の地方議員の研修会で言及していた言葉を思い出しました。

 

「地方議会は機能不全に陥っている。まるで学芸会だ。選挙民に対しても同様だ。全ての市民に気にいってもらう言葉を総花的に並べるのではなく、どのような政治スタンスなのかを有権者に示していくことが求められている」という主旨でした。

 

全く同感です。いよいよ告示まで43日です。

しっかりと考えて、議会人としての私の姿勢を示し、具体に何をすべきかを提案していく、政策としてのリーフ作りに取り組んでいこうと考えています。