他人事ではない広島の土砂災害 | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

他人事ではない広島の土砂災害

危機予測と安全対策

20日未明に広島市北部を襲った土砂災害で、NHKは21日夜、死者39名、行方不明者が43人に上ると発表しました。

亡くなられた皆様のご冥福を心より祈ります。

また、被災された方々にお見舞いを申し上げます。
報道では、大被害を出した地域の方々のコメントが紹介されていました。
「ここまで、凄いとは思わなかった」「土砂災害はテレビで見ているが、他人事だった」

しかし、広島県はこれまで何度も大きな災害に見舞われています。平成11年6月の集中豪雨では,最大時間雨量80mm超を記録し,死者・行方不明者が32名にもおよぶ大規模な災害となり土砂災害防止法制定の契機となりました。
報道が伝えた情報では、この地区・地域にはハザードマップを作成してこなかったと言います。
今回の災害は終結したわけではありません。依然として被害の拡大が危惧されています。

本市も「対岸の火」ではありません。明らかに、近年の気象条件が変わっています。ここをもう一度見直していく必要があるのではないかと思います。
秦野市地区別防災マップは、市内を6地区に分けて作成しております。県の指定区域として、現在、「急傾斜地崩壊危険箇所」(208区域、535か所)や「土石流危険渓流氾濫区域」(69区域このうち特別警戒区域として51区域)が入っています。

なお、今年度中には、地元説明会などを経て、県の指定を受けると、箇所数は約2倍になる見込みだということです。
現在の地区別防災マップ ←ここをクリックしてください。