イジメは虐待である | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

イジメは虐待である

「やられたら、やり返す」は

間違いだ!


今夜は、秦野市南地区青少年育成部会主催の講演会
が保健福祉センターで開催されました。
平成13年から継続している講演会ということですが、
初めて参加させていただきました。


今夜の講演会は

テーマ「いじめって何ですか?」
~いじめに対する大人の認識を考える~
講 師 小森 美登里 氏


経歴を拝見すると、「NPO法人ジェントルハートプロジ
ェクト理事。16年前に高校入学後間もなく、一人娘を
イジメによる「自死」で失う。」と記載がありました。
プロジェクトを立ち上げて、現在は講演、研修会等で全
国活動を展開されています。


胸がしめつけられるというか、実に切ないお話でしたが、

氏の力のある言葉に共感しました。
「イジメを虐待と置き換えていくべきです」と断言され
ていました。
メディアの無責任な「被害者責任論」や「やられたら、
やり返せ」論にある大人の責任、イジメは「加害者」問
題であると指摘をされていました。
小森氏の言葉・・・。
「人は心の傷を負うと、考える力がなくなり、やがて孤
独を感じ続けると、生きる気力を失う」
と述べていました。実に心に響く内容です。
子どもたちの心の傷に気づくことは困難かもしれません。
しかしながら不安定な成長期、未熟である故に、子ども
たちへのありったけの支援は、私たち大人の責任だと

思います。
講演を準備された育成部会の皆様、ありがとうございま
した。