今、秦野の文化財が危ない 7
ここは世田谷、岡本2丁目です
園内や古民家内では、区の催し物や地元自治会のイベント、お茶会など、実に多彩に活用されています。
畑は、シルバー人材センターの方々によって管理されています。
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今年の1月、ここ岡本民家園を久しぶりに訪問しました。
昭和52年8月、世田谷区瀬田の旧長崎家・建築部材が、区に寄付され、世田谷区文化財第1号に指定されました。
その後、昭和55年に復元された古民家です。
我が家に帰郷するように懐かしい思いがしました。
当時は復元などもってのほか、金のかかる”厄介者”扱いをされた記憶があります。しかも江戸時代後期の、ごくごく普通の古民家だ、保存の価値なしという評価でした。様々な苦難、壁が横たわっていましたが、最終的には、行政トップのご理解で復元できました。今はどっしりとした存在感を示しています。
人が集い、この地域の賑わいのある街並みを形成しています。
また自然的環境とも良く調和しています。近くには静嘉堂文庫、五島美術館、二子玉川の商店街等もあり、岡本民家園は、そういった回遊性の中核にあるようです。
岡本民家園のご案内
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只今開催中の議会では、私は「旧梅原家の建築部材の保存について」本市の教育委員会の姿勢について、一般質問を行いました。残念ながら、この歴史的建築物の、価値を全くご理解していただけず、”厄介者”扱いされているようです。今回の質問では、実際は、平成9年当時の、誤った判断があったことが証明されました。既に学術的調査では、東海大学工学部建築学科助教授(当時)稲葉和也氏の調査によって、大変価値のあることは明らかにされています。
秦野市議会中継録画
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