鳥獣被害について | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

鳥獣被害について

      南が丘付近にシカ出現?!


           未来を語る

南地区は、以前より農作物のハクビシンやカラスによる被害について情報がありました。

この写真は南が丘にお住いのTさんが撮影されたものです。

場所は今泉1571地先 八重桜の樹林地内です。

シカによる被害は秦野市内ではかなり広がっていますが、南地区では初めての目撃ではないでしょうか?

シカはイノシシやハクビシンなどより行動範囲は広いという話は聞きます。何よりも深刻なのは、シカが運ぶ「ヤマビル」です。農業被害はもとより、人が里山や山に立ち入れない状況を作ってしまいます。
従来、深山、里山が荒れているから、食物を求めて降りてくるという考え方がありました。そういう視点も間違いではないと思います。しかし、休耕地、荒廃農地が起因しているケースが多いという見方が大半だということです。休耕地が「彼ら」の絶好の餌場、休憩地になっているということです。棲み分け、ボーダーの破壊が進みつつあるということでしょうか。

いずれにしても、嫌な起因です。一方、この鳥獣被害問題は広域的な話です。神奈川県も秦野市と同様に、積極的に環境保全と農政という両面の領域で施策を推し進めています。

しかし、捕獲許可権者である、県の有害鳥獣捕獲の適正化のための体制の整備事業計画を見てみると、鳥獣の保護管理計画に、やや手ぬるい所があるという印象があります。

県全体の個体数の管理、雌雄の峻別、生息数と自然増殖数、駆除数などについて、科学的かという疑問が残ります。

年々、追いかけっこをしている現状を見聞きしていると、その対策、手法、効果を今一度検証をしていくべきではないかと思います。

http://www.pref.kanagawa.jp/uploaded/attachment/427434.pdf