2013始動 | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

2013始動

   新年 あけまして おめでとうございます


未来を語る


第44回秦野市元旦歩け歩け運動推進大会に参加しました。

自宅の南が丘から山まで、歩いて1時間少しかかりました。


穏やかな元旦の”初日の出”を権現山で迎えました。


政治や経済、今年はどういう年になるのでしょうか? 


昨年12月に政権交代がありました。

昨年あるTVの番組で、演出家で俳優の美輪明宏さんが言っていました。


「3年前の政権交代で、ダメな自公政権に替わって新しい”改革”を国民が選択をした。言っていれば「自公」の尻拭いを、新政権の民主党に託した。しかし、民主党では無理だった。こういうことを理解していかなければならない。”尻拭いは自分でしなさい”という結果が今度の政権選択だった。多くの人は、3年前の政権の状態に戻るべきだとは思っていない」


こういう美輪氏のような見方もあるかと思いました。


1月は国の政治が動き出します。

一方、市政も様々な課題が山積しています。


その一つに副市長二人制度の問題があります。

12月の第4回定例会では、行政のスリム化のために「部の統合や副市長のあり方」が決議されました。


市長はタウンニュース秦野版元旦号の市長インタビューで、

第4回定例会の「行政のスリム化」の議決事項について、議会からの貴重な意見として受け止めながらも、守備範囲の広さや専門性から副市長は2人は必要だとしています。


しかも、執行部だけで決めるのではなく、外部の人の意見も聴き議論をしていきたいと語っています。


私は、この副市長制は行革・財源の問題と並行して、「制度」のあり方として、捉えなければならないと考えてきました。


残念ながら神奈川県内の副市長は二人制が殆どです。しかし、千葉県や埼玉県、東京都市部では、秦野市より規模が同程度、もしくは多少の規模が大きな市でも一人制で執行されています。

ぜひ神奈川県の先陣をきって、副市長のあり方を検討し、舵を切る勇気をもって欲しいと思います。


そもそも公務労働には、様々な「規則的な弊害」が起こるということが、学論として古今東西、指摘されてきました。


例えば、法則的には”同一同等”の権限が、二極(双頭)に分かれた場合、行政の肥大化、縦割り、組織内の委縮などが現れて、市民サービスに致命的な弊害が、必ず起こるという考え方もあります。


既に行政組織の肥大化では、管理職級が増加している現状や非正規(臨時を含み)の膨張・肥大化など、非常に憂慮すべきところもあります。


元旦から諌言ばかりを申し上げましたが、新たな気持ちで市勢発展のためにチャレンジしていく決意です。

本年も皆様にとって、良き年になりますよう、心からお祈り申しあげます。