読書の秋
碩学の書、この秋、一押しの本
”この国は、なぜ変われないのか。”
この本を読みながら感じたことは、国だけでなく、地方も同様だ思いました。
多くの首長が「マニフェスト」という”魔法の道具”を使用して、
当選しています。それから進捗過程に目を通し、袖を通しています。
この”魔法の道具”は、色褪せてきています。
政権交代の色褪せと同じように、意味をなさなくっています。
このことは、地方も変わっていません。
今、求められていることは
マニフェスト<政権公約>があれば良いということでなく、その政権公約が一定の国民・市民の合意形成*の基で形作られているかどうか、そして、その公約を実現できる、政権担当能力があるかないかということが問われていると思います。
*合意形成・・・代表性
有権者への責任はここにあると思います。
口当たりの良い公約を並べることは簡単です。
多くの方は辟易しています、退屈しています。
だからと言って、有権者に厳しい条件だけを押し付ける、ワンマン、行政主導型の政治も選択できません。
これからの政治は、そもそもマニフェストが、一定の国民の合意形成を経たもので、それを形にできるかなど、もし政権担当能力指数というものあれば、マニフェストに加味すべきだと思います。
そうでなければ、信用を失ったマニフェストの復権などありえません。
伊東光晴氏の卓越した、文明時評的な切り口、今日的課題の解決に多くの示唆をいただきました。
