有機農業 | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

有機農業

種植え・苗植えの季節

湯河原のツルネン・マルテイ氏や大井の田嶋のおやじさん(ヤオマサ会長)から、減農薬農業や有機のこと、EM菌などのことを教えてもらったのは、

今から10年以上前のことでした。


このことを昨年だったか、元開成町町長のTさんにお話したことがあります。


彼曰く・・・「古木さん 所詮、有機農業は偽善ですよ」


確かに、有機は即効性、生産性が乏しく、将来の食料危機に備えることは困難かもしれません。


しかし有機農業は、循環型の農業を促し、四季のある日本には最適な農法だと、今も考えています。自然の理にかなったものだと思います。


私は彼の批判や評論に、即、有機の薀蓄(うんちく)を特に話しませんでした。 これは私の癖です。気のきいた反応をしたり、、当意即妙という回転ができない性格かもしれません。


しかし、このことが功を奏したのか・・。

その開成町のTさん、最近、有機にだいぶご熱心のようです。

今日もブログで語っていました。有機の勉強に出かけるようです。


「しめた!」 あのとき私の半可通な薀蓄を語っていたら、おそらく、Tさんは

有機農業に、余計な先入観を持ったのではないかと思います。


人間にとって、”間”ということは大切です。


人間、一生のうち、どれだけの本を読めるか、どれだけの知識を得られるか? 他者と意見を交わせるか、本当にささやかでしょう。


フランスの思想家、ミシェル・フーコーの『知の考古学』だったか

~他人の考え方や言葉は大切です。経験しなくても、相手との意見交換、議論のなかで幅が広がります。第三者に経験してもらい、それを自分の考えに血肉化し、骨格を作っていくこと・・・

これが「思考の新陳代謝です」~



相手を完膚なきまでうち叩く、これは政治だけの世界ではありませんが、私たちの日常にも左右天地、往々にしてあります。



明日の新陳代謝のために、今日も勉強会を2つ、やります。

南地区臭気対策問題と秦野市図書館問題について

活発な意見交換をします。


今週は雨模様ですが、種植え。苗植えが忙しくなりそうです。