キャッチコピーのこだわり | 地方政治の未来を創る 秦野市議会議員  古木勝久

キャッチコピーのこだわり

共に支え合う 地域社会をめざして


忘れかけていたホリエモンは、とうとう実刑判決どおりに刑務所に収監されました。

当時は金融工学だとか、新自由主義がもてはやされました。

今、若い人たちは、彼らをどう見ているのでしょうか?


市内ではありませんが、私が仕事で関わった中学校では、総合学習で、証券会社の方を講師に迎えて、「株でどう儲けるか?」などの勉強もしていました。それは悪いということではなく、一種の流行がここまでくるのかと、驚きました。


一般論として・・・・。
新自由主義は、経済や金融に限った話ではありません。地方自治体においても、行き過ぎた効率一辺倒の評価主義や受益者負担の原則が、相互扶助の精神であるべき社会保障や教育にまで浸透してしまっているのではと心配です。旧来の日本社会の「お互い様」は世界にも紹介されたことがあります。しかし今、なくなりつつあります。嘆かわしいことです。


公が、財政状況の厳しさを理由に、その責務と義務を放棄していく現状を、政治はキチンと監視していかないと、とんでもない社会になってしまうのではないかと危惧します。

NPOや民間力だけをあてにしたり、社会保障領域の行き過ぎた民営化ばかりを強調したりするのはいささか筋違いのように思います。


多くの自治体の中に、いまだに亡霊にすがるように「小泉改革」を引きずっているようなところがある話をよく聞きます。


そういう意味で、私は、自治力の醸成を基本とした「共に支え合う 地域社会」をプロデュースしていくのは、自治体であり、政治の責任だと思っています。


例の「官から民へ」という一見「素晴らしいフレーズ」は、官やそこで働いている人たちの「インセンティブ」を潰すのに絶好の機会だったのでしょうかね。