ネットサーフィンをしている時に、ナショナルジオグラフィックの記事が目に留まりました。ドバイで働く、外国人労働者に関する記事です。

私の住む国もドバイと同じ。清掃員はバングラデシュやインド人、レストランのウェイターにはフィリピン人やネパール人が多くいます。職場と宿舎をバスで往復する毎日。休日は基本的に週1日。この国を支えているのは彼ら外国人労働者です。

私にもフィリピンから出稼ぎにきた友人が数人いて、彼女達から聞く話しと記事とが思わず重なってしまいました。看護師だったり、セラピストだったりと立場は様々ですが、彼女達は皆底抜けに明るいのです。元気のない時に彼女たちに会うと、自分の悩みがちっぽけに思えるくらい明るくて、フィリピン人はいつも元気だなぁ・・・なんて思っていました。
気心が知れ、プライベートでも会うようになった頃、出稼ぎの厳しさについても話してくれるようになりました。私が一番仲良くしている女性は、出稼ぎ歴11年。10代の男子二人の母でもあります。旦那さんがなかなか定職に就けないので、彼女が一家の大黒柱としてこの地にやって来たそうです。子供の成長に伴い、メインの仕事だけでは仕送りが足りなくなり、空き時間ではパートタイムの仕事もしています。大学も卒業している彼女ですが、「プライドとか、恥とか・・・もう言ってる場合じゃないの」と清掃員だって家政婦だって、できることは何でもしているのです。それでも「学費がどうしても払えない・・・」と切羽詰って相談されたこともありました。

彼女が一時帰国できるのは基本的に2年に一度。祖国へ戻るフライトほど嬉しいものは無いと言っていました。飛行機がマニラに着陸すると、手を叩いて喜ぶ乗客もいるのだとか。でも、家族との時間を過ごし、空港に向かう時は体が石のように重くて動かなくなると涙を流しながら話してくれたことが印象的でした。出来ることなら、家族と一緒に暮らしたいですよね。

私自身、彼女と同じ状況になったことは無いので残念ながら全てを理解できていないのだけれど、それでも笑顔の裏にある彼女の苦悩を思うと切なくてやりきれなくなってしまう。涙が溢れます。

知り合いがいなかったということも大きいのですが、フィリピンの国名は知っているけれど・・・位で、正直今までは殆ど気にかけたこともなかったです。でも、縁あってこの国で彼女達と知り合えて良かったと思っています。私には何かを大きく変えられるだけの力は無いかもしれないけれど、先ずはできることを一つ一つ実行に移しているところ。

彼女達の努力が報われますように。そして私も自分の人生を大切にしなければ。ぼーっと過ごしても1日。がむしゃらに過ごしても、これもまた1日。

この記事が全て読みたいので、何とかして雑誌を手に入れなければ。。