この記事…
数日前にガーーって一気に書いたんだけど…
載せようかどうしようか
すっごく迷っちゃった
だってさー楽しそーな話じゃないし
何か学びを伝えられる話じゃないし
思いっきりプライベートだし
ただの黒歴史だし…
日が経つごとに
削除しよっかな〜という気持ちが大きくなってた
でもっ
でもっ
私は載せることにしたっ
自分と向き合いはじめて…10ヶ月
まだまだ壁にぶち当たってばかり
穴にハマってもがいて
目指す方へ進んでんのかどうかも
自分じゃイマイチ分かんない
あ、ゼロではないな…
少し違いは感じてるか…(*ノω・*)テヘ
私の心のあり方とか
物事の見方とか受け取り方とか
これから
どんどん変わっていく
私のことを見ていてほしいから
一夜明けて
ベッドでゴロゴロしながら
自分の言った言葉を思い出していた
私は本当はどうしてほしかったんだろう?
謝ってほしかったんじゃないなら、なんだろ?
私は何が怖くて言えないことがあるんだろう?
もしもう何も怖くなかったら、何を言いたいんだろ?
私は本当は何が言いたいのかな?
自分に聞いてみる…
でもそんなことしたことないから
どっからも声は聞こえてこない
急に私の頭に昔の思い出がパッと浮かんだ
別に忘れていた訳じゃない
考えないようにしていたことでもない
でも今日はその時のこと思い出した途端
涙があふれて止まらなくなった
あれれ?どうしたんだ、私?
なんかいつもと違うぞ…
なんでこんなに泣けちゃうんだ?
えーん悲しーって感じの
絞り出すような涙じゃなく
堰き止めていたものが
なくなったようなスルスルと流れる涙💧
どうしたんだろー止まんない(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
それは…
私が幼稚園の時の悲しい思い出
でも、隠していた話ではないし
今年に入って母や姉にも話したことあるし
あーあの時は悲しかったなーって
笑って話せたし…
言えたから終わりじゃないの?
違うのかな?
言ったつもりだけど、
なにか、言えてなかったのかな…
その日もいつものように
お父さんがお母さんを殴っていた
お母さんのすすり泣きが続いていた
お姉ちゃんがお母さんの前に立って
「なんで叩くのよっ」って
お父さんに食ってかかっていた
「なんだぁ?このやろー
誰に向かって口きいてんだぁーー💢」
お姉ちゃんも当然殴られる
それでも父を非難し続け叩かれる
お姉ちゃんに覆いかぶさって
「叩かないでください」って
泣いてかばうお母さん
私もいつものように
隣の部屋のふすまの前にへばりつき
ふすまの数ミリの隙間から
声がもれないように
両手で口を押さえて
泣きながらその光景をみていた
お姉ちゃんはガンとして謝らなかった
「おまえら、二人とも出ていけーーーっ」
いつもならお母さんがお姉ちゃんを諭して
二人が土下座して謝るところなのに
なぜかその日は
お母さんはお姉ちゃんを連れて出て行った
玄関の扉が閉まった瞬間、
口から手が離れ
私は泣き叫んだ
うわぁぁぁぁぁん
うわぁぁぁぁぁん
わぁぁぁぁん
当然、父がこちらに気づいて入ってくる
ガラッと襖があくなり
「うるせー泣くんじゃねー」
私は思いっきりひっぱたかれた
それでも私は
「お母さんがいなくなっちゃったー
お母さんがいなくなっちゃったー
お母さーんおかあさーん」
狂ったように泣き叫ぶ
叩かれても叩かれても泣き止まなかった
昆虫がひっくり返ったみたいに
手足をバタバタさせて泣き叫んでいた
「やだー
やだー
やだー
おかあーさーん」
泣き止まない私の首根っこつかんで
部屋の中を引きずって
私は玄関の外へ放り出された
いつもなら
「お父さん、ごめんなさい
お父さん、ごめんなさい
もう泣きませんから
もう泣きませんから
もう泣かないから、家に入れてください」
って玄関を叩いて懇願するところだけど
私は立ち上がって
そのまま裸足のまま
お母さんたちを追って走り出した
「お母さーんー、行かないでー
お母さーんー、行かないでー」
わんわん泣きながら走って追いかけた
家からちょっと離れたいつも使っているバス停
バス停に置いてあるベンチに二人は座っていた
バスが来ても乗らなかったのか
それともバスがまだ来ていなかったのか
分からないけど、いた
「お母さーん、行かないでー
置いて…行…かな…
うわぁぁぁぁぁん」
私はお母さんの服を力いっぱい握って
離さなかった
その頃から私は怖い夢をみるようになった
お母さんを失うと言う怖い夢を
しょっちゅう見るようになった
それはお父さんが亡くなるころまで続いた
時には地震で
時には雷に打たれて
時には車にひかれて
時には人さらいにつれていかれて
時にはお父さんに殴り殺されて…
テレビやアニメで人が死ぬシーンが
お母さんを失う再現となって夢に出てきた
私はその夢を見る度に泣いて目が覚めたり
ギャーーーと叫んで目が覚めたりしていた
でも、こんな怖い夢を見たと誰にも言えなかった
誰かに話したら、夢が現実になっちゃうんじゃないかって
怖くて誰にも言えなかった
それからはお母さんが殴られるときは
一段と私には恐怖となった
お父さんが怖いと言うよりも
また私は置いていかれるんじゃないかっていう、恐怖感
また私は選ばれないんじゃないかってっていう、絶望感
大人になってこの話をしたとき
母はあの時実家に帰ろうと思っていたと話してくれた
でも、実家も裕福ではないし
お金もないし
子供を3人も連れて行くことはできないと
そうなったときに
お姉ちゃんを守るために仕方なかったと言った
お兄ちゃんはお父さんに逆らわない
怒らせるようなことはしない
私はお父さんに一番可愛がられている
でも、お姉ちゃんは置いていったら
お父さんに殴り殺されてしまうかもしれない
だから仕方なかったって
そうだよねー
今ならその時のお母さんの気持ち分かるよー
誰だってそうすると思うよー
そうそう、仕方なかったよねー
なんて物分かりのいいふりして聞いた
でも、本当は仕方ないなんて全然思ってなかった
なんで?
なんで?
なんで、私は置いていかれたの?
なんで一緒に連れていってもらえなかったの?
私がなんにもできないから?
お母さんを守ることがてきないから?
お姉ちゃんみたいに
お母さんの盾になることもできないから?
お父さんと戦う勇気もないから?
お母さんの苦渋の決断…
その時の私には
全く理解できなかった
私に原因があると思ってしまった
私は何もできないからと思ってしまった
私は理解できないまま大人になった
とにかく
もう二度とこんな悲しい苦しい想いをしたくない
そのために
今度は絶対に置いていかれないために
私を選んでもらうために
お母さんの役にたたなきゃ
お母さんを守らなきゃって
強く強く思ってしまった
それから40年。
ここから始まってたんだなぁ