ボン
初めてウチに来た時は、ワンともキャンとも鳴かず、
お気に入りのタオルの端をブルブルブルと振り回す
ちっちゃい毛むくじゃらだった。
さて、何て名前にしようかナ。。。とじっくり観察。
生まれて間もない彼は、今みたいな白地に砂色の
模様は無く、真っ白で、当時テレビでブレイクして
いたソフトバンクのカイ君に似ていると、連れて行く
先々で言われたものだ。今は見る影も無いけれど、、、
もし、子供が出来たなら付けようと思っていた
『レン』。
これは、私の好きな言葉、『一蓮托生』から
とったもの。
その意は、ひとつの蓮の葉の上に生まれ、
運命、行動を共にする。
『レン』・・・ そっと呼んでみた。
眠っていた彼は、ぴくりともしやしない、、、
しばらく経って、『ボン』。。。
のそっと起きて、寄ってきた。
『ボン』は、Bone(骨)から考えた。
・・・骨まで愛して、、、とか、
骨の髄まで、、、とか、、
なんとなく、モノの真髄のようなニュアンスが
あったから。
その日から、彼はボン。
今日も、天真爛漫過ごしてます。