1月25日 日曜日
そんなつもりは全くなかったけれど
突然、旦那さんに誘われて
乗っかってみました。
そんなこの日、江之浦測候所へ。
地元とはいえ、
行くぞと決めないと
なかなか行けない場所です。
この敷地全体が美術館。
夏至や冬至の太陽の位置など
観測した上で、設計されています。
様々な場所から
歴史を刻んできた
ものたちが集められ
作品として展示されています。
↓こちらは古代の石鳥居
風は冷たいですが、
日差しの暖かい1日でした。
どこから漂う懐かしい甘い香り。
菜の花でした。
こちらは縄文後期の石剣。
剣ではありますが、
戦いに使ったのではなく、
祭祀に使ったそうです。
海の近いこの辺りでは
化石もたくさん見つかったようです。
古いものも残しながら、
アートな空間になっています。
楔形文字の字版。
青銅製のものたち。
樹齢400年の春日杉。
奈良は春日大社の御神域内にある森から
杉をこちらへ移したそうです。
鎌倉時代の五輪塔
地元にあったお稲荷さん。
素晴らしいお社でした。
(接写が憚られ、遠景にて)
竹林の森に、
鎌倉時代の出湯仏さんたち。
清々しい竹林。
石灯篭は1本1本すべて違い
味わい深いです。
春日大社から召喚した春日社。
いつでも振り向けばこの景色。
石仏さんたちに見守られて
森の道を帰ります。
しばしこちらでゆっくり。
屋外の野立ての場だとか。
清水と同じスタイルの舞台。
ガラスで出来ています。
面をつけない能であれば
こちらでパフォーマンスすることもあるとか。
客席はローマの円形コロシアムを
再現されているそうです。
サイズもぴったりに測っているのだとか。
モモを思い出します。
ガラス舞台を下から。
違う世界に迷い込んだかのような
江之浦測候所でした。
突然のお誘い、ありがとう。
つべこべ言わずに乗っかって
素晴らしい体験となりました。
【余談】
実はこの日、とある別の約束がありました。
わたしは最初の約束を基本的に優先します。
しかし、この日は、旦那さんから
「人生には優先順位があるよ」
と言われてハッとし、
先にしていた約束を変更させてもらいました。
申し訳ない気持ちもありつつでしたが、
先方もちょうど変更されて良かったようで
万事オッケーでした。
ひとつ新しい価値観を
体験する経験となりました。