珍事でも目の前を見ていくだけ。 | 小田原暮らし

小田原暮らし

海と山の近い小田原から日々の暮らし綴り。

公開授業の日、

クラスの半数がお休みという

未だかつてない珍事が発生。


公開授業といえば

子どもも大人も緊張しますし、

授業を普段以上に作り込んだりしがちです。


もちろん真剣にプランするし

本気で提案しますが、

自分をよく見せようとする私は

もはやいないので、

目の前の子ども達と、

その場で作り上げていくだけです。

授業の前は多少緊張していても、

子ども達を前にすると

緊張は姿を消します。


結果、

「映え」的にはイマイチだったかもですが、

子ども達とわたしは共振し、

ハーモニーが生まれる時間となりました。


お偉い方々も

たっぷりいらっしゃっいましたが

辛辣な意見は1つもなく、

前向きで建設的な協議となりました。

昔みたいに吊るし台に晒されることは

もはや現代のトレンドではないのでしょう。

(かたや、私自身の年齢がイッてるので驚き

誰も何も忠告をしてくれないという

悲しい年功序列的な現実も

あるのかもしれませんガーン


ただ、とっても嬉しかったのは、

かつてこの学校に勤務していた先生が

「◯◯さん、国語の授業で当てられても

30秒も何も言えなかったのが、

英語の授業でしっかり答えていて、

涙が出ました。先生、

よくここまで育ててくださいました。」

とおっしゃってくださったことです。

実は私も、この子の成長に

励まされている一人なのです。

最後のトリはこの子だ、と

あの時降りてきたのです。

信じて寄り添って伴走することで

私も一緒に成長させてもらってます。


しかし翌日はさすがに肉体的な疲労も出て

急激な冷え込みもあり(お山ですから寒い)

腰痛がぶり返してしまいました。


帰宅して、アート仲間のあきこさんから

サプライズのお届け物があり、ほっこり。


体を丁寧にケアして

絵を描くことで心もときほぐして

気持ちをクリアにして眠るという日々を

続けました。


歩日の退勤時、車を運転しながら

ありとあらゆるすべてのことに

感謝の気持ちが湧き起こり

涙が止まらなくなって

高速道路運転中なのに視界がぼやけ

静かな至福に満たされるという

光に包まれるような時間を体験しました。


今日はクリアな満月が。

満月はまやかしともいわれますが、

まやかしだって

必要だから存在するのではと思います。


明日は教え子たちが母国に帰るので

お別れ会に招待されています。


読書の好きな子たちなので

しおりをプレゼントしようと思います。