筑摩書房のPR誌です。
斎藤美奈子さんの連載「世の中ラボ」が,今回取り上げたのは,NHK朝の連続テレビ小説「虎に翼」。
主人公の人生とモデルとなった女性法律家とを比べながら,ドラマの方は現代の差別問題や夫婦別姓,少年犯罪などの要素を取り込んでいるのが人気の理由だと指摘しています。残念ながら私はドラマを見ていないのですが,モデルとなった方の評伝,読んでみたいと思います。
新刊で注目したのは,次の本です。
ブレイディみかこ『地べたから考える 〜世界はそこだけじゃないから』ちくまQブックス
※社会問題を考えるエッセイ集だそうです。
米光一成『人生が変わるゲームのつくりかた 〜いいルールってどんなもの?』ちくまQブックス
※ゲーム開発者が語る楽しいゲームづくりの秘訣は?
※ちくまQブックス第3期が10月からスタートだそうです。今井むつみさん,あさのあつこさん,池上栄洋さんらが執筆陣となっているので楽しみにしています。
藤井誠一郎『ごみ収集の知られざる世界』ちくま新書
※ごみ処理の方法と抱える問題とは。
倉林秀男/ジェフリー・トランブリー『5語で通じるすごい英語表現 〜94パターンで話がとぎれない』ちくま新書
※とぎれないとまでいかなくても,スムーズな受け答えができたらと思います。
平沼洋司 武田康男 写真『新編 空を見る』ちくま文庫
※空の現象を写真とエッセイで紹介。私の知りたい事象も載っているでしょうか。
千早耿一郎『悪文の構造 〜機能的な文章とは』ちくま学芸文庫
※悪文を書かないための文章読本,参考にしたいです。
アーサー・C・ダント『物語としての歴史 〜歴史の分析哲学』ちくま学芸文庫
※出来事の記述と歴史的思考・言語の関わり,興味深いです。
金菱清『フィールドワークってなんだろう』ちくまプリマー新書
※社会の見え方が変わるような体験,してみたいものです。
藤谷治『小説にできること』ちくまプリマー新書
※『船に乗れ!』で知られる作家が語る小説の可能性。