歴史書で知られる吉川弘文館のPR誌です。
飯田一史さんのエッセイ「書店経営史をどう紡ぐか」は、昨年刊行した『町の本屋はいかにしてつぶれてきたか』の裏話となる内容。
特に私が関心を持ったのは、雑誌の早売りをする店に組合が圧力をかけていたというエピソード。私の学生時代にも『週刊少年ジャンプ』を早売りする店がいくつかあり、読者としては重宝していました。音楽雑誌とかも楽器店では早く売られていたと思います。正規の書店ルートではなかったからなのでしょうか。
いずれにせよ、今は町の書店が、かつてに比べるとめっきり少なくなっていて残念に思います。
新刊で注目したのは、次の本です。
金山泰志『中国料理からみる近代日本 〜食と対中国感情』歴史文化ライブラリー
※中国料理の受け入れられ方と中国観、興味深いです。ラーメンとか餃子とかどうなのでしょうか。
木村淳『沈没船遺跡の考古学 〜技術・交易・戦争の世界史』歴史文化ライブラリー
※異常気象で干上がった川から昔の沈没船が見つかったニュースが記憶にありますが、歴史の証人となる船体からわかることとは。
今津勝紀『吉備の古代史 〜神話・古墳・渡来文化』歴史文化ライブラリー
※巨大古墳と政治、当時の吉備の社会的位置はどんなものだったのでしょうか。
今号では、上記の3冊の著者がそれぞれ著書の内容に触れるエッセイを寄せており、関心を持って読みました。