『読楽』4月号 | 古本屋へGO!

古本屋へGO!

古本屋でのちょっと得した話や本をさがしまわったときのエピソードなどを中心に書きます。他にはフリーペーパーやPR誌の紹介など,本や雑誌に関わるささやかな日常を書いていきたいと思っています。

徳間書店の月刊文芸誌です。私は、AmazonのUnlimitedを利用し、2〜3か月遅れで読んでいます。

 

 

特集は、「春のごちそう」をテーマにした短編集。女性作家3人が寄稿しています。

 

原田ひ香さんの「お豆の正解」は、豆類から1つを選ぶとしたら、何をするかというたわいもない話から不倫相手の煮え切らない態度に苛つく現実に。最後に口にした豆は・・・。

 

 

町田そのこさんの「潮どき」は、突然夜の潮干狩りに出かけることになった幼馴染2人の物語。アサリを掘りつつ、頭をよぎるのは過去の思い出。2人とも家庭的に辛いものを抱えていた。大人になり故郷を離れた両者の別々の未来は・・・。

 

 

高殿円さんの「春はあけぼの、ひとりDIYめし」は、廃屋をリノベーションして売り捌く、プロのDIYERが主人公。DIYのさまざまなテクを交えながら、ご飯の話題も。そして、次第に語られる主人公の家庭事情と家への思い。現在作業中の家は気に入っていて自分で住みたいくらい。しかし・・・。

 

 

 

あさのあつこさんの連載小説「おもみいたします 参」、先日施術して取り憑いていたものを引き摺り出したはずの患者の死が知らされます。

 

病死とのことだが、二件の殺人事件との関わりが浮上。お梅は真実を突き止められるのでしょうか。

 

 

サメマチオさんの連載漫画「追読 人間臨終図巻」、今回は東海林太郎、大河内伝次郎、ヒッチコック、広沢虎造、伊丹万作が登場。

 

ヒッチコックの映画、好きでしたね。最近はテレビで放映されないのが残念です。

 

 

寺地はるなさんの隔月連載「探偵事務所勤務、担当は『ごはん係』」、新しい依頼は妻の浮気調査。ところが真実は逆。疑われた妻に同情し、浮気していた夫側に怒りの主人公。

 

でも、妻の逞しさとしたたかさが、かえって心地よい結末に。次のエピソードが楽しみです。