『WEBみすず』5月 | 古本屋へGO!

古本屋へGO!

古本屋でのちょっと得した話や本をさがしまわったときのエピソードなどを中心に書きます。他にはフリーペーパーやPR誌の紹介など,本や雑誌に関わるささやかな日常を書いていきたいと思っています。

みすず書房の月刊オンラインマガジンです。

 

 

生態学者 深野祐也さんの連載「なぜ人は自然を守りたいのか?」は、人間が地球環境に影響を与え続けてきた話の続き。

 

人種による肌の色の違いに始まり、住む場所に適応してきた人類の変化をたどる内容です。自然環境が異なれば採れる作物も異なり、食べ物によって、そこに暮らす人間の進化も変わってくるという大きな話に。

 

稲作文化の民族がお酒に比較的弱くなった理由に関する推測とか、興味深く読みました。

 

人間が環境を変え、環境が人間を作る。因果は巡るということでしょうか。

 

 

 

経済学史の専門家 小平武史さんの連載「ケインズが言ったこと 〜人間観からざっくり理解する」は、ケインズが「人間は慣習に従うものである」として、社会改革は人々が抵抗感を強く感じないよう徐々に行なっていくのが望ましいと考えていたことを解説しています。

 

「一度できあがってしまった慣習はなかなか変えられない」というケインズの考え方が彼の経済理論にも反映されているという話、今の日本の経済状況に当てはめたらどうなるのだろう、と思ってしまいました。

 

次回は、小平さんがケインズ研究に取り組むようになった経緯を語る内容だそうで、それも楽しみです。