東京大学出版会のPR誌です。
4月号といえば毎年恒例の特集「東大教師が新入生にすすめる本」。16名の研究者が、印象に残っている本、研究者の立場からこれだけは読んでおいて欲しい本、お勧めの東京大学出版会の本、自分の著書を紹介しています。
人数が少ないので、みすず書房の『読書アンケート』のように複数名から挙げられる本はなかったようです。
私が注目したのは、次の本です。
高野秀行『語学の天才まで1億光年』集英社インターナショナル
足立巻一『やちまた』上・下巻 中公文庫
橋本摂子『アウシュヴィッツ以後、正義とは誤謬である 〜アーレント判断論の社会学的省察』
ロジャース・ブルーベイカー『グローバル化する世界と「帰属の政治」 〜移民・シティズンシップ・国民国家』明石書店
ショシャナ・ズボフ『監視資本主義』東洋経済新報社
川添愛さんの不定期連載「言語学バーリトゥード」は、言語学者からみた最近の「言語化」ブームについての考察に始まり、自分自身が話し下手であること、池上彰さんとの対談から池上さんの話のうまさについての考察へと進展する内容。
最後は、自分の話し方についての課題でまとめていました。
私も話し上手とは言えない方。理路整然とぽんぽん話せる人が羨ましく思えることもあります。でも、言いたいことが確実に伝わりすればいいとも割り切っています。
新刊で注目したのは、次の本です。
ガート・ビースタ『世界中心の教育 〜現在へのまなざし』
※子どもをど教育するのか、学校はどのような世界であるべきか、などの教育哲学が盛り込まれた内容のようです。
中島隆博 編『人の資本主義から読みとく現代社会 〜生命と政治』
※「人の資本主義」の観点からみた社会のあり方とは。コロナ禍以降の世の中を考察しているようです。