岩波書店のPR誌です。
巻頭対談は、生態学者 深野祐也さんと入江聖奈さん。深野さんは、『WEBみすず』で連載をしている方ですね。入江さんはカエルの進化生態を研究をしている方だそうです。
対談の中では、実際の研究について語られていて、面白く読みました。入江さんの都会のヒキガエルの方が大きく育つという研究成果には意外性を感じました。都会の方が水場が管理され、安定していていいのだそうです。実は暮らしやすかったのですね。とはいえ、温暖化でピンチの側面もあるのだとか。
その後もヒキガエルを中心としたトークが続き、最後まで楽しく読ませていただきました。そういえば、我が家の周辺でもヒキガエル、見なくなりましたね。アマガエルやツチガエルばかりのような気がします。カエルによる環境指標、できたら面白そうです。
新刊で注目したのは、次の本です。
ユルゲン・ハーバーマス『ハーバーマス回想録 〜この世界が少しでも良くなるには‥‥‥』
※著名社会哲学者へのインタビュー記録。
柄谷行人『定本 力と交換様式』岩波現代文庫
※資本主義の危機を克服するには。
ジュディス・バトラー『触発する言葉 〜言葉・権力・行為体〜』岩波現代文庫
※言語が持つ、権力や政治と関わる機能。
バーナード・クリック『政治の擁護』岩波文庫
※イギリスの政治学者による政治の特質。
広井良典『日本の未来像 〜地球定常文明のデザイン〜』岩波新書
※地球規模から捉え直した未来日本のシミュレーション。
山本昭宏『彼女たちの「戦後」 〜12人の肖像〜』岩波新書
※戦後日本で活躍した12人の女性を社会的視点から捉えた書。『世界』連載に大幅加筆したものだそうです。
佐藤洋一郎『和食のミライ 〜食文化と地域を守る〜』岩波ジュニア新書
※和食の歴史と問題点、未来に向け必要なことを解説しているようです。