『読楽』7月号 | 古本屋へGO!

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古本屋でのちょっと得した話や本をさがしまわったときのエピソードなどを中心に書きます。他にはフリーペーパーやPR誌の紹介など,本や雑誌に関わるささやかな日常を書いていきたいと思っています。

徳間書店のWEB文芸誌です。アマゾンのkindle unlimitedで2か月遅れで読んでいます。

 

 

サメマチオさんの連載漫画「追読 人間臨終図巻」に登場したのは,五島慶太,北大路魯山人,平塚らいてう,折口信夫,荒畑寒村。

 

激動の時代を生きて昭和に死したという大物たち。それでも老いと病には勝てない最期。いつもながら無情です。

 

 

 

村山早紀さんの連載小説「風の港 2」は,妹の到着を空港で待つ女性の物語の続き。

 

突然目の前に現れたのは,二匹の狐を従えた美女。その正体は,なんと神様。かつて子どもの頃に,いなり寿司を狐に渡したのをたいそう喜び,お礼に来たのだという。その神様が語って聞かせたこととは…。

 

文明が発達するにつれ,神は忘れられていくという,どこかせつない話でもありました。