徳間書店のWEB文芸誌です。アマゾンのkindle unlimitedで2か月遅れで読んでいます。
サメマチオさんの連載漫画「追読 人間臨終図巻」に登場したのは,五島慶太,北大路魯山人,平塚らいてう,折口信夫,荒畑寒村。
激動の時代を生きて昭和に死したという大物たち。それでも老いと病には勝てない最期。いつもながら無情です。
村山早紀さんの連載小説「風の港 2」は,妹の到着を空港で待つ女性の物語の続き。
突然目の前に現れたのは,二匹の狐を従えた美女。その正体は,なんと神様。かつて子どもの頃に,いなり寿司を狐に渡したのをたいそう喜び,お礼に来たのだという。その神様が語って聞かせたこととは…。
文明が発達するにつれ,神は忘れられていくという,どこかせつない話でもありました。