『PRESIDENT』8.30号 | 古本屋へGO!

古本屋へGO!

古本屋でのちょっと得した話や本をさがしまわったときのエピソードなどを中心に書きます。他にはフリーペーパーやPR誌の紹介など,本や雑誌に関わるささやかな日常を書いていきたいと思っています。

ビジネス雑誌は,普段ほとんど読まないのですが,読む・聞く・話す・書くに関わる特集のときに,たまに買っています。

 

今回は,『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の三宅香帆さんの対談や,『成瀬は天下を取りにいく』の宮島未奈さんや声優 池澤春菜さんの読書論が掲載されているというミーハーな理由で購入です。

 

正直,速読や多読の話だけだったら,あまり興味ないので買ってなかったかもしれません。でも,読んでみたら速読・多読の記事もしっかり入っていました。今までの理論とは違うかもしれないので,ちょっと試してみたいと思います。

 

たくさんの記事の中で印象に残ったフレーズは,次のものです。

 

「名作はあらすじから読むとよい」,「本を読んで頭の中に残るのは1〜2割」,「わからない本を読む時間もムダではない」,「知識が増えても知力が上がるわけではない」,「文章を丸写しにするより,思い出して書く方が学習効果が高い」,「一夜漬けなどの集中学習より分散学習を」,「目次を見て内容に見当がつかず心ひかれる所から読む」など。

 

読書論がいつの間にか学習論へと広がっていく内容でした。

 

 

また,各記事で紹介されていた中で注目したのは,次の本です。

 

 

川嶋朗『知らないと怖ろしいカラダの新常識100』アチーブメント出版

 

ロゲルギスト『精選 物理学の散歩道』岩波文庫

 

ヨセフ・アガシ『父が子に語る科学の話 〜親子の対話から生まれた感動の科学入門』講談社

 

ハンス・ロスリング他『FACT FULNESS 〜10の思い込みを乗り越え,データを基に世界を正しく見る習慣』日経BP

 

D.W.ジョーンズ『魔法使いはだれだ』徳間書店

 

サラ・ピンスカー『いずれすべては海の中に』竹書房文庫

 

 

知らなかった知識を得られたり,思い込みを覆してくれたりする本,好きです。