『ちくま』7月号 | 古本屋へGO!

古本屋へGO!

古本屋でのちょっと得した話や本をさがしまわったときのエピソードなどを中心に書きます。他にはフリーペーパーやPR誌の紹介など,本や雑誌に関わるささやかな日常を書いていきたいと思っています。

筑摩書房のPR誌です。

 

 

斎藤真理子さんの連載「読んで出会ったすごい人」,今回は『銀行員の詩集』を取り上げています。詩人 石垣りんさんも投稿していたという職場サークル詩だそうです。銀行員としての葛藤や悲哀など,様々な思いが綴られていたようです。

 

文中で紹介されていた作品を読むと,たくさんのお金を扱いながら,自分の人生や生活は…といった労働者としての嘆きも。

 

多くの人生が垣間見える作品群,1950年代のものだそうですが,読んでみたいです。

 

 

新刊で注目したのは,次の本です。

 

 

デーヴィッド・マークス『STATUS AND CULTURE 〜文化をかたちづくる〈ステイタス〉の力学  感性・慣習・流行はいかに生まれるか?』

 

※クール,センス,トレンドはどこからくるのでしょうか。

 

 

太平洋戦争研究会『写真が語る満州国』ちくま新書

 

※有名人で満州生まれという方,けっこういたような気がします。現地はどんな様子だったのでしょうか。

 

 

 

中村桃子『ことばが変われば社会が変わる』ちくまプリマー新書

 

※社会と言語の関係,面白そうです。

 

 

 

稲田俊輔『料理人という仕事』ちくまプリマー新書

 

※シェフを目指すわけではなくても,料理人の仕事ぶりから多くのことが学べそうです。

 

 

 

魚柄仁之助『台所に敗戦はなかった』ちくま文庫

 

※戦時中に家庭で生み出した料理とは。今に生かせるものがあるのかも。

 

 

 

藤岡換太郞『深海の楽園 日本列島を海からさぐる』ちくま文庫

 

※地球科学者による深海から見た日本列島の解説。地震の仕組みを詳しく知りたいです。

 

 

 

柳田國男編『日本人』ちくま学芸文庫

 

※日本人の国民性がいかにして形成されたのか,民族学の視点から探る内容のようです。