『読楽』4月号 | 古本屋へGO!

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古本屋でのちょっと得した話や本をさがしまわったときのエピソードなどを中心に書きます。他にはフリーペーパーやPR誌の紹介など,本や雑誌に関わるささやかな日常を書いていきたいと思っています。

徳間書店のWEB文芸誌です。アマゾンのKindle Unlimitedで今まで1か月遅れで読めていたのですが,2か月遅れに変更になったようで,やっと4月号が読めるようになりました。

 

 

東川篤哉さんの連載「屋根裏のヴァンパイア」,主人公の女探偵が吸血鬼のいた屋根裏部屋に戻ると,そこには金髪男が。

 

謎解きのような,漫才のような会話の末,吸血鬼の正体が判明。まるっきり日本人の本名に拍子抜けです。金髪男の方は半分吸血鬼のヴァンパイア・ハンター。彼の方も人間の血を吸う必要があるようで…。これからどうする主人公?

 

 

村山早紀さんの連載「風の港2」は第3話の前編。

 

今回は二度の医学部受験に失敗した浪人生が主役。悪天候のため欠航という不運も重なり落ち込む彼の前に現れたのは,中年男性。

 

なぜか懐かしい雰囲気をもつ,その人は一体?

 

息子を亡くした男と父を亡くした若者の出会いが何をもたらすのか,次回が楽しみです。

 

 

サメマチオさんの連載漫画「追読 人間臨終図巻」,今回は,幸田露伴,スコット大佐,本多光太郎,鈴木大拙,三田村鳶魚。

 

今回は,不遇な死を迎えた人が多いような気がします。特にアムンゼンに先を越された上に南極で果てたスコット大佐。哀れすぎです。