「中学生からの大学講義」シリーズの第5巻です。
講師は,大澤真幸,北田暁大,多木浩二,宮沢章夫,阿形清和,鵜飼哲,西谷修の7氏。
それぞれが専門とする学問の面白さを語ると共に,現代社会を生き抜く力について説いています。
大澤真幸さんは,「自由」「責任」「概念」「名前」をキーワードに人間の存在というものについて問うています。
北田暁大さん,若い世代のコミュニケーションの実態について考察しています。
多木浩二さんは,キャプテン・クックの航海が多方面の学術にもたらした業績について解説。
宮沢章夫さん,地図上の表記について,アイコン化やニセ情報の話題など興味深いものでした
阿形清和さんは,イモリやプラナリアの再生について解説。人間も可能にできたら,ものすごい医学の進歩になりそうです。
鵜飼哲さんは,若い世代の特権にふれ,これからの時代を生き抜くサバイバル技術としての,「聞く」・「読む」訓練を推奨しています。
西谷修さんは,グローバリゼーションと日本社会の関わり,西欧社会と異なる特質を持つ日本の役割について述べています。
各章末に掲載された読書案内コーナーで挙げられていた本,読んでみたいものが何冊かあるので探したいと思います。