『本郷』NO.170 | 古本屋へGO!

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古本屋でのちょっと得した話や本をさがしまわったときのエピソードなどを中心に書きます。他にはフリーペーパーやPR誌の紹介など,本や雑誌に関わるささやかな日常を書いていきたいと思っています。

歴史関連書で知られる吉川弘文館のPR誌です。書店でいただきました。

 

 

高柳友彦さんのエッセイ「文豪と温泉地 〜仕事と休養とのかかわり〜」は,文豪たちの執筆環境として温泉地の果たした役割を解説。

 

心身のリフレッシュ,創作活動への刺激,仲間との交流など,様々な側面があったようです。徳富蘆花『不如帰』,川端康成『伊豆の踊子』,武者小路実篤『愛と死』など,名作との関わりも大きいようですね。

 

そういえば,ヤマザキマリさんの『続テルマエ・ロマエ』でも,文豪と温泉の関わりをテーマにしたエピソードがありました。

 

クリエイティブな仕事でなくても,温泉の癒やしとリフレッシュ効果の恩恵は受けています。私も温泉宿にしばらく滞在したい気分です。

 

 

新刊で注目したのは,次の本です。

 

 

近森高明・右田裕規編『夜更かしの社会史 〜安眠と不眠の日本近現代』

 

※今のような照明のない時代の夜更かし,どんなものだったのでしょうか。

 

 

 

藤尾慎一郎『弥生人はどこから来たのか 〜最新科学が解明する先史日本』歴史文化ライブラリー

 

※昔,小・中学で学んだことと今ではだいぶ常識が変わっているようなので,アップデートしたいです。