『パブリッシャーズ・レビュー みすず書房の本棚』No.36 冬号 | 古本屋へGO!

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古本屋でのちょっと得した話や本をさがしまわったときのエピソードなどを中心に書きます。他にはフリーペーパーやPR誌の紹介など,本や雑誌に関わるささやかな日常を書いていきたいと思っています。

みすず書房のPRフリーペーパーです。

 

残念ですが,今号で最終号となりました。『出版ダイジェスト』時代から通算で40年以上も続いていたのですね。

 

長いこと出版情報をありがとうございました。

 

 

巻頭の新刊紹介文は,文化人類学者 太田好信 氏。ジェイムズ・クリフォードの『リターンズ 〜二十一世紀に先住民になること』について語っています。

 

「先住民」の現在を探るということは,太田氏も指摘するように日本でのアイヌ文化の問題とも大きく関わってくるように思えます。文化と文化の交流やぶつかり合い,そして変化の歴史,とても興味深いです。

 

 

 

新刊で注目したのは,次の本です。

 

 

アン・ケース/アンガス・ディートン『絶望死のアメリカ 〜資本主義がめざすべきもの』

 

※5年前にノーベル経済学賞を受賞の著者が語る資本主義の未来。感染症,環境破壊,不安定な政治,これからの世界は?

 

 

 

ヤン・ブランパー『感情史の始まり』

 

※紹介文にもありましたが,近年感情をテーマにした人文・社会科学書が多く出されているようです。歴史学の立場からの主張とは。

 

 

 

根本彰『アーカイブの思想 〜言葉を知に変える仕組み』

 

※図書館の在り方と共に日本のアーカイブ思想を探る内容のようです。