『波』1月号 | 古本屋へGO!

古本屋へGO!

古本屋でのちょっと得した話や本をさがしまわったときのエピソードなどを中心に書きます。他にはフリーペーパーやPR誌の紹介など,本や雑誌に関わるささやかな日常を書いていきたいと思っています。

新潮社のPR誌です。最寄りの書店でいただきました。

 

檀ふみさん,藤原正彦さん,阿川佐和子さんによる座談会「文士の子ども被害者の会」は前号に続き,後編を掲載。

 

作家の子どもということで作品のネタにされた経験,親も内心子どもの文才に期待していたのではという話,実際書いたらダメ出しがという話,檀ふみさんが女優になった裏話など,楽しい話題が満載でした。当日は,会場も笑いに包まれていたようです。

 

 

今号は,トークイベントがもう一つ。

 

翻訳家 鴻巣友季子さん,作家 柚木麻子さん,漫画家 峰なゆかさんによる,「『風と共に去りぬ』にツッコミまくる夜」です。

 

『アンパンマン』のドキンちゃん,峰さんの人気作『アラサーちゃん』は,『風と共に去りぬ』の影響を受けているというところが,一番興味深かったです。

 

やはり,スカーレット,アシュリ,レット,メラニーというキャラクターの性格付けが素晴らしかったということなのでしょうね。

 

それにしても,映画版でも舞台版でもカットされてしまったというキャラ,ウィル・ベンティーンという男性が気になります。トーク中でも高い評価を得ていましたので。原作を読むしかないですね。鴻巣さん翻訳版で。

 

 

インタビューコーナーには,石田衣良さんが登場。新刊『清く貧しく美しく』について語っています。

 

このタイトルを見たときに真っ先に思い出したのが,往年の名作映画『名もなく貧しく美しく』なのですが,実際にその映画からインスピレーションを得たのだそうです。もちろん,タイトルだけで内容は全く違うのですが。

 

30歳前後のカップルを描いたという作品だということですが,今の若者達へのメッセージが込められているようです。

 

「コスパ」という用語が最近よく使われるが,自分の人生まで商品みたいに扱ってしまってよいのかという言葉が印象的でした。

 

 

新刊で注目したのは,次の本です。

 

 

田中優介『地雷を踏むな 〜大人のための危機突破術』新潮新書

 

※著者からのメッセージが本号に掲載されていました。人間関係の距離の取り方でトラブル回避する術,知っておきたいです。

 

 

 

竹内薫『わが子をAIの奴隷にしないために』新潮新書

 

※『99.9%は仮説』の著者が唱える,これからの職業観とはどのようなものなのでしょうか。

 

 

 

伴田良輔 他『懐かしいお菓子 〜武井武雄の「日本郷土菓子図譜」を味わう』とんぼの本

 

※昭和の童画家によるスケッチから169点を公開。私が知っているお菓子も載っていたらうれしいのですが。