東京大学出版会が発行するPR誌です。
動物進化形態学者の倉谷滋氏のエッセイ「取り残されたゴジラ」を興味深く読みました。恐竜の実際の姿について研究が進むにつれ,ゴジラと恐竜のデザインが乖離していったという説明と同時に怪獣映画に対する愛も感じられる発言も。
怪獣映画に対して科学的にあり得ないと述べる発言については,そんなことはわかっていることであり,そこに突っ込むのは無粋としていました。
理屈ぬきで怪獣のデザインとストーリーと特撮を楽しむのが一番のようです。
今月の新刊で注目したのは,次の本です。
芹川洋一・佐々木毅『政治を動かすメディア』
※政治ジャーナリストと政治学者の共著。メディアとポピュリズムやナショナリズムの関係を知りたいです。
歴史学研究会編『歴史を社会に活かす 〜楽しむ・学ぶ・伝える・観る』
※歴史に対する興味は学問にとどまらず,趣味や観光にもつながっているということでしょうか。
佐藤慎司・佐伯胖編『かかわることば 〜参加し対話する教育・研究へのいざない』
※人と関わることと,ことばは切り離せないですね。互いにとって望ましい対話とは。
森田朗監修・国立社会保障・人口問題研究所編『日本の人口動向とこれからの社会 〜人口潮流が変える日本と世界』
※単に出生率の問題だけでなく,移民・難民という社会的な移動も大きな問題になっていますし,世界規模でどうなっていくのでしょう。