社会学者 上野千鶴子さんのエッセイ「マイナスからの出発」は,島本慈子著『大震災で住宅ローンはどうなるのか』を紹介しながら,日本の住宅政策の問題を指摘する内容で共感しながら読みました。
土地と家を手に入れることが一生の大事業になってしまっているって,やっぱりおかしいですよね。
東雅夫さんの「ルビの喜悦,日本語の豊穣」は,中国語翻訳にルビがさまざまな工夫を凝らして使われている例を挙げていて興味深く読みました。
文中で紹介されていた,蒲松齢著 柴田天馬訳『和訳 聊斎志異』(ちくま学芸文庫),読んでみたいです。
斎藤美奈子さんの連載「世の中ラボ」,今回は社会評論ものをはなれて久しぶりに文学の世界へ。芭蕉の『おくの細道』入門編です。
同書を評価しつつも,学校教育での取り上げ方に対して苦言を呈しているのはさすが。紹介されていた入門書三冊もおもしろそう。
新刊で注目したのは次の本です。
水野仁輔『東京カリ~番長 水野仁輔の10分!カレー』
※フライパンを使って10分でカレーが作れるって本当ならすごい!
ニール・マクレガー『100のモノが語る世界の歴史2 ~帝国の興亡』
※大英博物館所蔵品が語る歴史とは。
町田徹『東電国有化の罠』ちくま新書
※マスコミが報じない裏側でどんな駆け引きが展開しているのでしょうか。
矢田部英正『からだのメソッド ~立振舞いの技術』ちくま文庫
※姿勢が悪いので身体技法を学びたいです。
中野康司『ジェイン・オースティンの言葉』ちくま文庫
※オースティン作品に見られる名言に興味あります。
A.A.ミルン『クマのプーさん エチケット・ブック』ちくま文庫
※プーさんの教えるマナーとはどんな内容でしょう。
田中克彦『差別語からはいる言語学入門』ちくま学芸文庫
※差別語を軸に見えてくる言葉の本質とは。
北原糸子『江戸の城づくり ~都市インフラはこうして築かれた』ちくま学芸文庫
※江戸の町がどのようにしてつくられたのか,現代でも参考になることがあるのではと期待します。